#44 ページ47
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Settsu side.
『ほんっっとありえないんだけど皇くん。』
「はぁ？！んで俺だけだよ、万里さんもいるだろ！」
『摂津さんは一般人だもん、皇くんは自分の立場考えた方がいいと思うんだけど。』
「お前ほんっと、いちいち可愛くねぇ…！」
「…お前ら、もーちょい静かにできねぇ？」
今は、俺と天馬と由井ちゃんの3人で帰ってる途中。
キャーキャーと黄色い声をあげる中高生どもを何とかまいて路地裏へ。
…そして絶賛ケンカ中。こいつらほんと仲良いよな。
『これで付き合ってるとか言われたら皇くんのせいだからね？』
「は？！何だよ、お前俺様と付き合ってるとか言われるのが嫌なのかよ！」
『そうじゃないけどそう。』
「どっちだよ！」
なんやかんやと言い合う2人をぼうっと眺める。
俺からしたら、この光景が結構珍しかったりするからだ。
俺と天馬と由井ちゃんは、何気に3人で絡むことが多い。
芝居の話だったり、欲しいブランド物の話だったり。
金銭感覚が合うやつが天馬くらいしかいなかったけど、最近は由井ちゃんもそれに加わった。
(ちな、由井ちゃんはやっぱすげぇ金持ってた。)
…けど、どれだけ仲良くしても、話をしても。
こんな風に由井ちゃんがつっかかる相手は天馬だけだ。
それだけじゃない。
寝ぼけて抱きつくのも、物を貸し借りするのも、由井ちゃんの仕事の相談にのるのも、練習相手をするのも…。
全部天馬だ。
「(まぁ、だから何だって話だよな。)」
この2人は俺から見てみると、相性のいいライバルみてぇだった。
競い合って、研磨しあって、でもその実信頼はしてる。お互いを認めてる。
…少しだけ、ほんの少しだけ…羨ましいと感じた俺がいた。
それが、由井ちゃんに対してなのか、天馬に対してなのか、はたまた2人の関係性に対してなのかはわからない。
『ケーキ屋さんよってから帰る。』
「は？お前太るぞ。」
『私のじゃなくて十座さんの。食べたいっていってたから。』
「…おまえたまーーーにランダムで劇団員に優しいよな。」
『えへへ、惚れた？』
「はぁ？！なわけねぇだろ！！」
小悪魔みてぇに悪戯に笑う由井ちゃんの顔は、天馬にしかさられない。
そう考えると、なんだかイラついた。
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浴 - 三角との絡みを！！！とてもお話が面白くて好きです！応援してます！ (2017年10月19日 9時) (
レス) id: 3d5a1dcf59 (このIDを非表示/違反報告)
こっち(プロフ) - 三角、天馬、至さん、万里、臣くんでお願いします。ストーリーも面白く、書き方もとても好きなので応援しています！頑張ってください!! (2017年10月14日 18時) (レス) id: 4208411a04 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい(プロフ) - 至、万里、左京でお願いします！ストーリー凄く面白くてつい夢中で読んでしまいました！これからも更新頑張ってください！ (2017年10月11日 6時) (レス) id: 5f81c7b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
藤原(プロフ) - △、△、△でお願いします！ (2017年10月11日 5時) (レス) id: 47165f1ee4 (このIDを非表示/違反報告)
めめめ(プロフ) - 至、天馬、万里でお願いします!!! (2017年10月10日 21時) (レス) id: 9c357f7ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2017年9月12日 18時
