#25 ページ27
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Chigasaki side.
俺がストリートACTのことを伝えると、由井さんはわかりやすく動揺した。
へぇ意外。こんな顔するんだ。
『本気ですか…？』
「もちろん。」
まじかこいつ、みたいな目で見られる。
数秒見つめられて、由井さんは小さなため息をついてスマホを取り出した。
『…マネージャーに許可取ります。』
「おけ、よろー。」
由井さんは、少し俺から離れてスマホを耳にあてた。
何故、俺が由井さんを誘ったのか。
いちばんは、注目度が上がってフライヤーがよく捌けると思ったから。
そして、ただ純粋に興味があったから。
どんな芝居をしようか、と考えていると割と早く由井さんは帰ってきた。
『…許可取れました。よろしくお願いします。』
「よかった、じゃあよろ。」
:::
話した結果、アドリブのやりあいになった。
これ、結構難しい。
＜待てよ！A！＞
まずは俺から。
≪…なに？至お兄ちゃん。≫
由井さんがセリフを発した瞬間、空気がガラッと変わった。
それにまじか、妹設定とか…。クるわー。
「なになに？ストリートACT？」
「待って？！あれ由井Aじゃない？！」
「うそ？！一緒にやってるのはMANKAIカンパニーの茅ヶ崎至だ！」
最初にきたJKを皮切りに、どんどん人が集まってくる。
＜…何で、いきなり出ていくとか言い出すんだよ。
母さんも父さんも心配してる。早く帰ろう。＞
≪…イヤ。≫
＜…どうしたんだよ…＞
由井さんの肩を掴むと、顔を上げる。
その目には、涙が溜まっていた。
うわぁ…。
≪…触らないで、お兄ちゃん…っ≫
＜…今日のお前変だよ…なんかあったのか？＞
≪…。≫
＜…黙ってちゃ、わからないよ。＞
≪…つらいの。≫
そう言うと、由井さんは俺の体によってきて俺の胸におでこをあてた。
俺は、そっと背中に手を回す。
すると、由井さんはその大きな目から涙をポロポロと流す。
嗚咽まで聞こえてきて、号泣していることがわかった。
＜言ってみ、A？＞
≪………き、≫
＜き？＞
その瞬間、ぐいっとネクタイを引っ張られる。
目の前には、由井さんの泣き顔。
そして、口の端に柔らかい感触。
…えっ。
≪好きなの…お兄ちゃん…≫
＜っ？！＞
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浴 - 三角との絡みを！！！とてもお話が面白くて好きです！応援してます！ (2017年10月19日 9時) (
レス) id: 3d5a1dcf59 (このIDを非表示/違反報告)
こっち(プロフ) - 三角、天馬、至さん、万里、臣くんでお願いします。ストーリーも面白く、書き方もとても好きなので応援しています！頑張ってください!! (2017年10月14日 18時) (レス) id: 4208411a04 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい(プロフ) - 至、万里、左京でお願いします！ストーリー凄く面白くてつい夢中で読んでしまいました！これからも更新頑張ってください！ (2017年10月11日 6時) (レス) id: 5f81c7b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
藤原(プロフ) - △、△、△でお願いします！ (2017年10月11日 5時) (レス) id: 47165f1ee4 (このIDを非表示/違反報告)
めめめ(プロフ) - 至、天馬、万里でお願いします!!! (2017年10月10日 21時) (レス) id: 9c357f7ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2017年9月12日 18時
