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『たまには違う系統になってみようって思っただけだよ』
「えー、つまんねー」
「Aもついに春が来たと思ったのに」
『すいませんね話のダシにならなくて』
「もー、彼氏出来たら教えてね」
最後の一口を食べ終えたシオンはゴミをまとめながら私に笑いかける。見た目も喋り方も派手だけど、根は優しい子なのだ。
その証拠にリホと私の分のゴミも一緒にまとめて捨てに行ってくれたシオンにお礼を伝えると、隣の席で話している女子生徒の会話が聞こえてきた。
どうやらミスコンとミスターコンの話をしているらしく、推しがどうこうと話している。2人もそちらに一瞬目を向けてそういえばそんなのあったね、と口にした。
「やっぱ生徒会が強いんかね」
「でしょ。私はトントン一択」
『シオン意外と真面目っぽい人好きだよね』
「超好き」
「いやコネシマもあり」
「あー、顔だけで見ると1番かっこいいよね。クソうるさいけど。Aは誰派？」
『えー、誰やろなぁ…』
「お前あんなイケメンたちに囲まれててよく平常心保てんな」
『まあ中一からだしさすがに慣れたわ』
「羨ましいわ、シオンだったら絶対倒れるっしょ」
「うるせーわお前もだろ」
「黙っとけ。で、友達の贔屓目抜いて実際誰が1番イケメンだと思う？」
一人一人にファンクラブがあるほど生徒会のメンバーは人気がある。頭脳明晰、成績優秀。運動神経抜群。文武両道で容姿端麗。そんな人達が集まった生徒会は多分他の学校でも中々いないと思う。そう考えたら私とんでもない人達と友達なんだな、と自分の立場を顧みてしまう。
誰が1番イケメン、か。
『うーん…コネシマもかっこいいとは思うけど、ゾムかなぁ』
好きだったことを2人に伝えていない罪悪感から、正直にさりげなく伝えてみる。すると内ゲバをしていた2人は一瞬間を開けて同時に笑いだした。
『な、なんで笑ってんのお前ら』
「いやっ、好きそうって思って…！」
「Aとゾムしっくりきすぎ…！あははは！お似合いすぎるでしょもうお前ら付き合えよ」
『意味わかんない、今顔の話してんでしょ』
振られてんだよこっちは！！と正直に言うわけにもいかないので2人を引っぱたいて止める。
…お似合いでも、しっくり来たとしても、駄目だったんだよなぁ。
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サイパス - 悠亜さん» (°д°;;)ﾊﾜﾜﾜﾜﾜ 見るの遅くなってしまってごめんなさい(;´д｀)
ありがとうございます（＞＜。）。。 (2019年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 名無しのキッコーマンさん» 名無しのキッコーマンさんコメントありがとうございます！一途な子素敵ですよね。恋は自覚するまでも時間を要することもあるので、いつか体験したときにそっとこの小説を思い出してくれたら嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのキッコーマン(プロフ) - 片想い、切ないですね。僕は恋を体験したことないけど、夢主ちゃんみたいに一途な子に好かれてたら嬉しく思います! (2019年5月5日 19時) (レス) id: 6ae7a02465 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - あっ！言い忘れてました…
お願いいたします (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - リクエストしていいですか？
もしよかったらシャオちゃんとの恋愛小説を描いてください/// (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年4月19日 11時
