All for the first time〜EunHyuk〜1

人をまとめることの大変さ ページ34

ウニョク『お酒、飲まないの？』

A『飲めないこともないんだけど、そこまで強くないからさ』

『オッパは？』

ウニョク『飲めるけど、何となく良いかな』

A『そっか』

『リーダーお疲れさまでした』

ウニョク『代理だけどね』

A『いや、代理でも大変だよ、たくさんの人をまとめるのは…』


(人をまとめる大変さは自分でもわかっているつもりだ、でも私の場合は仕事上の関係だけ、そこに私情が挟むことはほとんどない。でも、オッパの場合はそうはいかないだろう。メンバー全員がいいものを作りたいという思いは一緒、だからぶつかり合うこともあるかもしれない。でもお互いの意見を尊重しての和解が絶対に必要なんだ。仕事上の関係という以前にみんなで一つなんだから。だからこそまとめるのは本当に難しい)


ウニョク『代理だからさ、期間は短いんだけど…イトゥクヒョンの大変さがわかった気がするよ』

A『うん』

ウニョク『最初はさ、責任重大だなとは持ったんだけど、短いし大丈夫だとは思ったんだ』

『だけどさ、実際はそんなことなくて…喧嘩とかもしちゃってさ…』

『こういう時イトゥクヒョンならどうしたかなぁって思ってさ…自分はリーダーなんてできないんだって思ったらなんか情けなくて…』

A『私はまだイトゥクさんに会ったことないけど、きっとすごい人なんだろうね』

ウニョク『うん』

A『イトゥクさんと同じようにやるなんて無理だよ』

ウニョク『え？』

A『こんな大人数のメンバーをまとめられるのは簡単なことじゃない』

『でも、そのやり方はイトゥクさんのやり方でしょ？だからそれに倣ってやる必要はないんだよ』

『自分のやり方をゆっくり見つければ良いんだよ、失敗もするかもしれないけどね』

『仕事上の関係だと、大変だけどオッパには支えてくれる人がいるでしょ？』

『ドンヘオッパなんてウニョクオッパよりもオッパの事が分かってそうだし』

ウニョク『アハハ、それは否定できない』

A『大丈夫だよ、オッパは』

ウニョク『ありがとう』


ドンヘ『なんか俺のこと言った？』

ウニョク『言ってない』

ドンヘ『嘘〜』

ウニョク『ホントだって』

『で、お前なんか言いに来たんじゃないの？』

ドンヘ『あ、そうだった』

『リラちゃん酔って寝ちゃったんだけど、どうしたらいい？』


ドンヘオッパの見ている方を見ると、リラが机に突っ伏して寝ていた

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