一緒に行こう ページ21
それからもリラとはちょくちょく連絡を取っていた
基本は仕事のことだけど、時には恋愛相談もしてた
もちろんジュニョクさんの話も知っている
気が付くとリラは私の唯一の心を開ける友達になっていた
もう1年ICAOにいないかという話はあったけど、リラもいるし、私は元の場所に戻ることにした
ちょうど帰ると予定してたころにリラの結婚式が入った
リラは自分のせいで帰国を早めたと言っていたけれど、ちゃんと私が来れる日程を把握していた
約2年ぶりに戻った職場には、昔のような噂は嘘のように無くなっていて、リラと一緒に行動しているから、周りの目もあまり気にならなくなった
皆でガヤガヤ盛り上がっていると、スタッフさんが入ってきた
スタッフ『片付けも終わったので、そろそろ…』
カンイン『お前ら、片づけて行くぞ〜』
メンバーたちは片づけをはじめ、私はお手洗いに行った
お手洗いから戻ってくると。部屋には誰もいなかった
リラやソラオンニの姿もない
A『帰ろうかなぁ』
そんなことを言いながら、少しここに居たい気持ちもあった
メイクのための大きな鏡がずらりと並び、衣装をかけるラックが置いてある
さっき座っていた大きめのソファにもう物が無くなった机
私はメイク用の椅子に腰を掛け、部屋を見まわしていた
懐かしいこの景色
あの時あの出来事さえ起きなければ…
私はSJほどでなくても、近いところまでいけたのかもしれない
A『フッ、私もまだまだ未練タラタラね』
ウニョク『Aちゃんは、来ないの?』
後ろを見ると、ウニョクオッパが立っていた
ウニョク『一緒に行こう!』
ウニョクオッパは私の手を引いて走り出した
A『ちょ、ちょっと!』
ウニョク『いいから』
会場の裏口から出ると、1台のバンが止まっていた
リラ『先輩、遅いですよ!』
A『ごめん』
ソラ『もぉ〜いいから乗って』
A『え?』
ソラ『打ち上げ、一緒に行くから、ほらヒョクも!』
バンに乗り込むと、隣にウニョクオッパが座った
横を見ると、リラはちゃっかりドンヘオッパの隣に座っていた
それからもバンの中で繰り広げられる面白い話にちょくちょく参加しながらも、私はウニョクオッパと話に花を咲かせていた
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mayu(プロフ) - ヨンウン ケイナさん» ありがとうございます。3つの小説の掛け持ちにはなりますが、少しずつ更新していくつもりです (2020年2月12日 18時) (レス) id: 638b387d49 (このIDを非表示/違反報告)
ヨンウン ケイナ(プロフ) - 「All for the first time」さっそく読ませていただきました。 これからどんな展開になるのかこのストーリーの続きを楽しみにしています。 頑張ってください。 (2020年2月12日 17時) (携帯から) (レス) id: c15f7ff4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mayu | 作成日時:2020年2月12日 17時