私でよかった ページ22
イトゥク『Aちゃんが戻ってきて本当に良かった』
そう言ってベッドを起こしてくれた
本当にオッパたちはみんな私のことを心配してくれていた
イトゥク『Aちゃんが心肺停止になった時はどうなることかと思ったよ』
A『心配かけてごめんなさい』
ヒチョル『どうして、けがしたのかは聞いたのか？』
A『うん…』
『あの美術さんはどうなったの？』
ヒチョル『クビになった』
『当たり前だろ、あんな事故を起こしてAちゃんは大けがしたんだ』
A『そう、私があの時ちゃんと気づいていれば、こんなことにはならなかったのに』
『あの人もやめないで済んだのに』
ユノ『A…』
A『その後どうなったかわからないの？』
全員が首を振った
A『葉月、あの人がちゃんと仕事につけたのかどうか、調べて』
葉月『分かった』
A『私って何日寝てたの？』
ヒチョル『10日間だよ』
A『そんなに！』
ウニョク『それだけ色々あったってことだよ』
A『でもよかった、けがをしたのが私で』
『『『『えっ？』』』』
その場にいた全員が疑問を浮かべた
私は静かに話し始めた
A『そうでしょ、もしけがをしたのがオッパたちだったら？』
『あともう少し傷が深ければ、何があったかわからないのに？』
『下半身不随になっていたのがオッパたちだったら？』
『記憶喪失になっていたのがオッパたちだったら？』
『処置が遅れて失血死していたら？』
『オッパたちはいるだけで、人のことを笑顔にできる力を持ってる』
『私がここでどうなろうが、それは私が日本だけにとどまらず、韓国にまで足を延ばしていたから、私はここまでだったといえるけど』
『オッパたちはそうじゃない』
『オッパたちのことを待ってる人が世界に何十万、いや、何百万といるかもしれない』
『私はそんな人たちが悲しんでいる姿を見たくない』
『オッパたちは選ばれた人なんだよ』
『だから、ちゃんと命を大事にして、できるだけ怪我や病気にかからないようにして、人々を笑顔にしなくちゃいけない』
『だから、けがをしたのが私で、オッパたちには怪我がなくて本当に良かった』
『本当に良かった』
自分でも気づかないうちに、私の目にはうっすら涙がたまっていた
イトゥク『Aちゃん…』
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mayu(プロフ) - ヨンウン ケイナさん» ありがとうございます。 そんな風に言っていただける方がいらっしゃるなんて！ 不定期更新でまだま私ではございますが、これからも楽しんでいただけると幸いです。 (2020年1月5日 10時) (
レス) id: 638b387d49 (このIDを非表示/違反報告)
ヨンウン ケイナ(プロフ) - この作品はとてもおもしろかったです。 ユノとてもかっこいいですよね。 これからも作品作成頑張ってください。 (2020年1月4日 23時) (携帯から) (レス) id: c15f7ff4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayu | 作成日時：2019年4月4日 20時
