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第2話 ページ4

あれから6年もの月日が経った

現在私は6歳
因みにこの国の言語ならもうペラペラです
なんなら今他国の言葉も習ってるくらい

そう考えながら自室の鏡を見てみた


髪色は両親の髪色が混じったようで
茶色っぽい黒髪だ
あと一応ロングにしている

つり目で色は黒っぽい紫
ぷっくりとした唇

そしてなんといってもこの美人さ!
もうパーフェクトじゃないですか


そういえば弟がいるんだよね
ショッピって子

ちなみに一度も会ったことは無いです
1歳年下でたしか凄い天才なんだとか
本当に天才なのかなぁ……


「おーい」


なんか声が聞こえる気がする


「おーい俺だよ俺」


どこだ?
新手のオレオレ詐欺?


「神様だよ
君にしか聞こえてないはずだから
安心して」


あ、神様……
確かに声聞き覚えある


「すぐ6歳になったんだね」


すぐと言っても6年ですよ6年


「あ、そっか
こっちの世界じゃ時間帯が早いからね」


成程
で、神様が私になんの用で?


「あ、そうそう!
君の役職とこのゲームの原作
これを伝えようと思ってね」


あ、そうか
一応ここ乙女ゲームだもんね
で〜?その原作と役職は?


「この乙女ゲームは元々
本から出来たやつらしくてね
近くに本置いてるでしょ?
そこに君の役職と一緒に書かれてるから」


へぇ〜
本かぁ…………

周りを見てみると
不自然に本がポツンと置いてあった
これかな?そう思い開いてみた


「他にもこの世界の説明とか書いてあるから
それじゃ!」


まって神様それだけなの?
言うのそれだけですか

しかし返答は返ってこない

本当に帰ったよあの神様
もう神様じゃなくて紙様って呼ぼうかな


まぁ今はとりあえず



本の方を読まなきゃな

そう思い本がある机の方に向かう
見ると本は分厚く茶色の皮に包まれている

1ページめくってみると
そこには題名らしきものが書かれていた








『恋の主役は我々だ……』


なんだか聞いたことがある響きだ
でも思い出せない
また1ページめくった


次は登場人物だろうか
名前がずらりと並んでいる


ヒロイン

ヘール・ヒプシュ


悪役令嬢

A・アーハート・リープリング







まって今私の名前なかった?

何度見返してもずっとそこには
A・アーハート・リープリングの名があった
















リープリング家って……
恋の主役は我々だ……

これって前世で流行ってた漫画じゃない!?

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作者名:ねろいぬ | 作成日時:2022年7月29日 11時

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