SJ★Ever Lasting…１１★

彼氏と彼女 ページ7

キュヒョンは、すやすや気持ちよさそうに私の膝の上で寝てる。

連絡来ないなぁ…って思ってたら、私の携帯が震えた。

里桜と話しながら、車の場所まで誘導する。

しばらくすると、コンコンって窓をたたく音がして、

窓の外に、車の中を覗き込んでる里桜とヒチョルの姿。

とりあえず、ヒチョルが運転席に、里桜は助手席に。

里桜『プードルーーー』

里桜に揺すられて、キュヒョンが目を覚ます。

ｷｭﾋｮﾝ『あ、里桜?・・おめでとう』

里桜『ありがと(笑)』

里桜が恥ずかしそうに笑ってる。

ｷｭﾋｮﾝ『ヒチョルヒョンも、おめでとうございます』

ﾋﾁｮﾙ『・・・おい、仕事行くぞ』

ｷｭﾋｮﾝ『はい・・・えーと、どこのスタジオだったかな・・』

あれ?なんとなく、不機嫌?まさか早速ケンカしたりして・・。

キュヒョンもなんとなくヒチョルの様子がおかしいのを察して、私に目配せする。

すると里桜が、ちょっとためらいながら言った。

里桜『午後、飛行機が飛ぶかもしれないから、私は空港に残るね』

ｷｭﾋｮﾝ『日本に行くってこと?』

それって、つまり。

里桜『うん。一応、約束だから、会うだけ会ってくる。もちろん断るけどね』

お見合いするんだ・・それでヒチョルの様子が変なのか。

ﾋﾁｮﾙ『終わったら、さっさと帰ってこいよ』

里桜『うん。飛行機の時間決まったらすぐ連絡するね』

あ！！

ﾋﾁｮﾙ『明日はたぶん、夜中にはならないから』

里桜『わかった。仕事頑張ってね』

あー！！！

A『なんか、彼氏と彼女って感じ・・』

ｷｭﾋｮﾝ『変な感じだな・・』

ﾋﾁｮﾙ『変って・・・彼女だからな』

里桜『好きって言ってくれないけどねー』

そう言いながらも、彼女って言われて里桜は嬉しそう。

A『そうなの?』

ﾋﾁｮﾙ『・・言ったようなもんだろ?』

ｷｭﾋｮﾝ『何て言ったんですか?』

里桜『俺は、お前のために何かを・・・』

ﾋﾁｮﾙ『お前!!!マジでふざけんな!!!』

里桜の口をヒチョルが抑えようとする。

里桜『言われたくなかったら、好きって言ってよ』

ﾋﾁｮﾙ『・・・・・そのうちな』

すっごく照れてる。

こんなヒチョル見たことない・・。。

ｷｭﾋｮﾝ『むず痒い・・』

そう言って胸を押さえたキュヒョンに、

ﾋﾁｮﾙ『羨ましいか?』

そう言ったヒチョルの顔が、すごくすごく幸せそうだった。

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