幸せな時間 ページ48
飛行機でマネージャーさんに確認したところ、
イトゥクはTVの撮影で、ヒチョルは、ラジオだけ。
ヒチョルに先にハンギョン君の手紙を渡そうかな・・・でもイトゥクと一緒の方がいいかな・・・早く渡したい。
ん?ヒチョルに会うなら、里桜も一緒の方がいいかな?
考え事をしながら、空港の出口へ向かってると、
ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『お前なぁ〜!!そういうの、ダメっ!!もう・・いいか、黙ってそこにいろよ!!絶対だぞ!!』
マネージャーさんの大きな声がして、顔を上げる。
目が合ったマネージャーさんが、ため息をつきながら私を手招きした。
A『・・どうかしました?』
ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『・・・お迎えです』
・・・それって。
ファンの黄色い声援を受けてるメンバーの横をすり抜け、マネージャーさんに言われた場所へ走る。
やっと、空港の広い駐車場の端っこに着いて、キョロキョロしてると、
『A』
数時間前まで電話越しに聞いていた、大好きな声が私の名前を呼んだ。
A『なんでいるの?どうしたの?仕事は?その車、どうしたの?・・・誰かに見られたらどうするの・・』
ｲﾄｩｸ『先に“ただいま”でしょ(笑)』
矢継ぎ早に質問する私を見て、運転席の窓から顔を出してるイトゥクが、おかしそうに吹き出す。
目深に被ったキャップに、メガネ。
A『・・・ただいま』
でも、左頬のえくぼで、誰だかすぐにわかる。
ｲﾄｩｸ『おかえり。さ、乗って。Aを送ったら僕はすぐ戻らなくちゃ』
A『そうなの?それならわざわざ来なくて良かったのに・・』
周りを気にしながら、急いで後部座席に乗り込む。
ｲﾄｩｸ『ちょうど空き時間だったから、我慢できなくて仲がいいスタッフに車借りて来ちゃった。マネージャーに怒られたけど(笑)』
仕事中に1人で運転なんかして、何かあったらどうするの・・って、言いたかったのに、振り向いた笑顔にキュンとして、何も言えなくなる。
A『・・・ありがと』
ｲﾄｩｸ『僕が会いたかっただけだよ』
左手でハンドルを握ったまま、運転席と助手席の間から、イトゥクが右手をひらひらと差し出す。
外から見えないように、そっとその手を握ると、ルームミラー越しに目が合って、笑い合う。
運転しづらいと思って手を放そうとしても、放してくれない・・。
イトゥクのあったかい手と私の冷たい手が、同じ温度になっていく、幸せな時間。
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かえぴー(プロフ) - コメント失礼致します！part12のパスワード教えて頂きたいです！ (2020年8月26日 11時) (
レス) id: 144fba6750 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - aquaさん» 返信が遅くなりすみません。メッセージ送らせていただきましたので、ご確認お願いします！ (2019年6月15日 17時) (レス) id: fc678f4861 (このIDを非表示/違反報告)
aqua(プロフ) - 初コメ失礼します! 12話のパスワード知りたいです！！ (2019年6月1日 2時) (レス) id: 99eb1a0052 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - もうすぐギュッたんが帰ってきますね。完全体のSJが見たいですね。ハン様の近況はたまに見れるけどやっぱりヒニムのそばで笑うハン様が見たいです。 (2019年1月16日 6時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - 慧さん» お久しぶりです^^*コメントありがとうございます。個別にメッセージ送りましたので、よろしくお願いします。 (2019年1月16日 5時) (レス) id: 58419b658d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひらり | 作成日時：2011年9月22日 9時
