運命みたいな偶然 ページ34
ちょうど来たバスに勢いで乗ったはいいけど、どこで降りようかな。
・・・仕事で海外に来たのに、なんでこんな暇してるんだろう。
背もたれに身体を預けて目を閉じようとしたら、バスが何個目かの停留所に停まった。
いっぱいだったお客さんが、どんどん降りていく。
・・ここ、何か楽しいところなのかな。
窓の外を見ると、大きな公園。
よし、私も降りよう!
なんとなくバスに乗って、なんとなく降りて、なんとなく辿り着いた公園。
なんだか分からないけどみんな走って行くから、つられて走る。
あっちに何かおいしいものでも売ってるのかな。
噴水の横を抜けて大きな広場に出ると、物凄い人だかりができていた。
何だろう?・・・撮影？
じゃ、誰か有名人がいるとか?
あー見えないー!!
A[あの、誰がいるんですか?]
気になって、隣にいた女の子に声をかけた瞬間、
[こんなところでサボってんじゃない全く!!!]
怒鳴り声が聞こえて振り返る間もなく、
誰かに物凄い力で腕を掴まれて、どこかに引きずられて行く。
・・・ちょっとちょっと!!!
A[何なんですか?私は・・]
ｽﾀｯﾌ[だからバイトのスタッフは嫌なんだ。忙しいんだから、サボるな!!]
A[いや、私はスタッフじゃ・・]
通りすがりの暇人なのにー!!
ｽﾀｯﾌ[嘘をつくなら、その首から下げてるヤツはずしてから言え]
首?
見ると、さっきのTV局のスタッフパスかけっぱなし。
怒鳴ってるおじさんの首からも、良く似たパスがかけられている。
A[あー・・これは違う現場ので、だから、]
ｽﾀｯﾌ[うるさいヤツだな・・どこの班だ?]
・・強いて言うなら、SUPER JUNIOR班ですが。
私の前をずんずん歩くおじさん。全然話なんて聞いてくれそうにない。
・・こうなったら、逃げる!!
徐々に歩く速度を落として、おじさんと少し距離ができた隙に、つい立の陰に隠れる。
ｽﾀｯﾌ[お前は、あっちのセットの・・・あ!!どこ行った!!]
おじさんの声がだんだん近づいてきて、慌てて走り出す。
大きなバスの前を通ったら、
[あの、温かいお茶もらえます?]
バスから、呑気な声が聞こえてきた。
だから、私ここのｽﾀｯﾌじゃないんだってば!!!
走りながら何気なくバスのドアを見て、足が止まる。
そこには、運命か偶然か、
“外れなし”
里桜が付けたあだ名がピッタリのその人が、立っていた。
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かえぴー(プロフ) - コメント失礼致します！part12のパスワード教えて頂きたいです！ (2020年8月26日 11時) (
レス) id: 144fba6750 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - aquaさん» 返信が遅くなりすみません。メッセージ送らせていただきましたので、ご確認お願いします！ (2019年6月15日 17時) (レス) id: fc678f4861 (このIDを非表示/違反報告)
aqua(プロフ) - 初コメ失礼します! 12話のパスワード知りたいです！！ (2019年6月1日 2時) (レス) id: 99eb1a0052 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - もうすぐギュッたんが帰ってきますね。完全体のSJが見たいですね。ハン様の近況はたまに見れるけどやっぱりヒニムのそばで笑うハン様が見たいです。 (2019年1月16日 6時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - 慧さん» お久しぶりです^^*コメントありがとうございます。個別にメッセージ送りましたので、よろしくお願いします。 (2019年1月16日 5時) (レス) id: 58419b658d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひらり | 作成日時：2011年9月22日 9時
