第三十話 拠り所 ページ33
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｢生活に必要なモンはこれくらいか？｣
｢僕は姉ちゃんが居れば……ごめんなさい｣
冷めた目で睨んでやれば素直に謝った
本当に何でこんな子になってしまったんでしょうか、母さん悲しいです。姉だけど
｢武器は？一応居るんじゃねェか？｣
『んー？んー…弓でいいと思うけどな』
｢姉ちゃんの持ってるやつくれんの？くれんの？｣
『…我が弟ながら凄く怖いですシャンクスさん』
｢あァ、俺も少し怖いと思った｣
まぁ無視して
『俺もリムも、習い事とか大量にさせられてた…よな？』
｢うん？何？姉ちゃんボケてるの、忘れる度に僕に聞いてくれるなら全然ウェルカムだけど｣
『(無視)リムも弓道やってたんだよ、武術も俺に引けを取らねェし』
ぽんぽん、と俺より低い頭を撫でながら言えば、意外そうに見るシャンクスに苦笑する
まぁ見た目のせいで舐められんだけどな、此奴は
普通にモテるのに彼女作らねェし…って、まァそれについては理由、大体分かってんだけど
『…近距離戦で怪我とかさせたくねェし』
｢ん？何か言った？姉ちゃん｣
『いや、何も？』
言いつつ背中に背負ってた弓をリムに渡して、矢も腰に付けてやる
重いって言ってたけど俺からの愛だとか言っとけば文句言わなくなった
それよか幸せそうな顔になった
｢リアン、今日宴出んのか？｣
『…あー、』
そういえば、上陸祝いの宴するんだってけ
…夜の相手探すかぁ
リムは、船で留守番だな
酒飲めたとしても飲まねェだろうし
無駄にいい子ちゃんだからな
『リム、船戻ってろ』
｢え、姉ちゃん帰んないの？｣
『おう。飲みに行ってくる』
暫く何を？って顔をしてから、ハッとする
｢酒か！酒なのか!!｣
『そ。お前はダメ、不良になられたら困る』
｢えー！えー！姉ちゃんが既に不良じゃん！｣
文句言うな、とデコピンをして、ふわりと笑う
『お前が俺の拠り所だからさ』
目をパチパチと瞬かせたリムは、直ぐにパァッと顔色を明るくした
｢それは僕が居なきゃ困るって事だよね!?｣
『そーだよ、だから襲われる前に船戻れ』
｢はぁい！｣
待ってるね！と言って手を上げるリム
次の瞬間、パッと目の前から消えた
いつ能力使いこなせるようになったんだか
｢飲みに、ねェ？｣
意味ありげに呟いたシャンクスを一瞥し、ぐしゃりと髪を掴んだ
.うっせー、バカ
(はいはい)
(…腹立つ)
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祥(プロフ) - ティコ。さん» では番外編で書かせていただきますね。 (2018年3月30日 10時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
ティコ。(プロフ) - 祥さん» どちらでも、好きな方で構いません (2018年3月30日 7時) (レス) id: e878cfb355 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 動物大好きさん» ありがとうございますっ 了解しました！ (2018年3月30日 2時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - 内容はマルコ×夢主の話の中であった夢主がマルコに抱きついているのを見て嫉妬する感じがいいです。 (2018年3月30日 2時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - すいません、またリクエストです。イゾウ×夢主をお願いします､番外編で書いてください｡ (2018年3月30日 2時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年2月15日 6時
