第二十六話 シスターコンプレックス ページ27
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｢初めましてこんにちは！リアン姉にお世話されてます！僕はリム！リアン姉の最愛の弟！｣
『誰が最愛だ』
ゴンッと頭を殴れば痛いと言いつつも俺から離れる事はしない
てかお世話されてますって何だ、お世話になってますじゃねェのか
｢あー…つまりだ、前の世界でのリアンの弟が、コッチに飛ばされてきたってわけか｣
｢姉ちゃん会いたかったよ〜!!｣
『うっわ！離れろ！引っ付くな!!』
｢聞いてねェな｣
抱きついてくるリムを必死に剥がす
力強すぎだろ、と思いつつも全然離れないから頭をまた殴った
雪だるまのようなたんこぶができて、ショボンとしたリムに船長の方を向く
『このウザい感じ間違いなくリムだ』
いつからこんなシスコンになったんだと突っ込まずにはいられない
いやでも覚えてる中でのリムはずっとこうだったから、コイツが普通な時なんてないのか
｢リム、つったな？お前、ここがどこかちゃんと分かってんのか？｣
｢姉ちゃんが居るなら場所なんて何処でもいいもん！｣
もん！じゃねェよ、気色悪ィ
とか言ったらまた煩くなるだろう事は容易に予想がつくので飲み込んだ
船長に俺から説明すると申し出て、ここが俺達の居た場所とは別の世界である事、そして今海賊船に乗っている事、その他この世界の事などを教えた
その反応は
｢ふ〜ん、僕ら変な所に来ちゃったんだねぇ｣
『…感想それだけか』
｢がははは！面白ェ！流石リアンの弟だ!!｣
ま、どうにかなるでしょ！と楽観的なリムに出そうな溜息を堪えて頭をわしゃわしゃと撫でる
ビックリした様に目を瞬かせるリムは、暫くしたら、にへぇっとだらし無い笑顔を見せた
『ほんっと、バカだなお前』
｢えー！姉ちゃんが頭良いだけでしょー？｣
バカ、と続けて言えば、バカでいいもーん、と何故かドヤ顔をされる
腹立つなぁと思いつつも苦笑した
｢リム君、君と一緒に落ちてきた悪魔の実だ。君の持ち物だろう｣
食べるも売るも好きにするといい、と緑と青の、独特の模様をした梨型の悪魔の実をレイリーさんが持ってくる
そのままリムの手に置き、どうすると言いたげな視線を投げかけた
｢…カナヅチになるんだっけ？｣
『おう。代わりに異能力を手にする』
ふーん、と品定めするようにグルグルと回しながら実を眺めるリムは、暫くしてからこっちを見た
.姉ちゃんは食ったの?
(俺で決めようとすんな！)
第二十七話 姉として捧ぐ(変更)→←第二十五話 空から男の子が
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祥(プロフ) - ティコ。さん» では番外編で書かせていただきますね。 (2018年3月30日 10時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
ティコ。(プロフ) - 祥さん» どちらでも、好きな方で構いません (2018年3月30日 7時) (レス) id: e878cfb355 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 動物大好きさん» ありがとうございますっ 了解しました！ (2018年3月30日 2時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - 内容はマルコ×夢主の話の中であった夢主がマルコに抱きついているのを見て嫉妬する感じがいいです。 (2018年3月30日 2時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - すいません、またリクエストです。イゾウ×夢主をお願いします､番外編で書いてください｡ (2018年3月30日 2時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年2月15日 6時
