［ONE-PIECE］犬系彼氏。猫系彼女。

猫と呼び方。 ページ4

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｢ロッティ！ロッティ！｣

｢…サッチ隊長。何ですか｣

｢あからさまに嫌そうな顔しないで！？｣

｢あァ、すみません。本音隠せないタイプなんです｣

｢更に抉ったよな！？｣




そんな所も好きだってんだ〜。とか言いながらシャルロッテに背中から抱きつくサッチは、本当にメンタルが強いと思う。

あんな嫌そうな顔されたのに、そこにより絡みに行けるんだから本当に、鋼どころじゃなくてダイアモンドのメンタルなんじゃなかろうか。


そこまで考えてある疑問が浮かび、あ。小さく声を漏らす。

まぁ当然、目の前に座っていた2人にその声は聞こえるわけで。




｢何だどーしたエース、悩み事か珍しい｣

｢マルコ隊長ならまだしも、エース隊長の疑問になら答えられると思う｣

｢そっか、へへっ｣

｢いやエース、バカにされてるんだぞ気付け｣




何か言ってるサッチは無視して、シャルロッテに目を向ければ、それに気付いたのか、コテンと首を傾げるから、可愛いとか思った。

まぁ、口に出したらサッチがめんどくせェから絶対言わねェけど。




｢ロッティはさ、サッチの事呼び捨てで呼ばねェの？｣




素直に疑問を口にすれば、サッチとシャルロッテが顔を見合わせて、パチパチと瞬きする。

してから、ほんとだ！みたいな顔をしたサッチと、うわぁ、って顔をしたシャルロッテに、余計な事を言ってしまったと自覚した。




｢ロッティ…｣

｢…………何｣

｢その間何!!?ってそれよりもだ！｣




ずいっと顔を近付けるサッチに心底迷惑だと言うように眉を顰めて。それでも話は聞くのだから、シャルロッテもちゃんとサッチが好きなのだろう。




｢呼び捨てで、｣

｢嫌です｣

｢食い気味！！？傷付いた！サッチさん傷ついたよ！！？｣

｢いいざまですね｣

｢より一層酷い！！｣




まぁ、彼等は常にこんな風で、新入りだとかは隊長であるサッチにそんな口を聞いているシャルロッテが何者なのかと、色んな噂がある。

例えば、彼女が親父のお気に入りだとか、サッチは弱味を握られてるとか。

本人達の耳にも入っているようで、何も気にしいてないように見えてシャルロッテの方が気にしていた。なんて話は今度しようと思う。


今は、目の前で必死にシャルロッテを宥めているサッチを手伝うことにする。




.噂は他にも色々ある

(サッチが尻に敷かれてるとか)

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