犬と猫と鳥。(リク) ページ17
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｢おはよい｣
｢あ、おはようございます。マルコ隊長｣
｢おーマルコ、珈琲か？｣
｢おう｣
いつも朝にちゃんと起きてくるマルコ隊長が、昼過ぎにギャレーへとやってきた。
船番以外の殆どのクルーは、私用やら物資補給やらで島に降りていっている。
1番隊は珍しく何もなかったから、そのおかげでゆっくり寝れたのだろう。
｢悪ィなロッティ、手伝わせちまって｣
｢いえ、平気です｣
皆が島へ降りていると、船でご飯を食べる者も少ない。だからか、隊長が作るのも片付けも全部を引き受けたらしい。
ここは俺がやるから降りたい奴降りとけーなんて言う隊長に、皆が珍しいと茶化しながらも感謝していて。
そんな事をしてると知ったら、手伝うしかないだろう。
｢なーんでロッティは4番隊じゃねェんだよ｣
｢俺が引き抜いたからだよい｣
｢知ってるってんだ。
私は元々4番隊で、書類仕事の方が得意であることを考慮して、1番隊に移動になった。と思っていた。
実はマルコ隊長がロッティを1番隊にくれとサッチ隊長に頼み込んだらしい。
結果、最終的にサッチ隊長が折れて、私は1番隊に移動になった。
元々隊の移動が多かった私は特に何とも思っていなかったけれど。
｢やらねェよい。もう1番隊のだ｣
｢ちっ、そもそも何で引き抜いたんだよ｣
｢書類仕事が1番多いのは
ロッティの得意分野もそれだ。だったら、うちにいる方がいいと思わねェかい？｣
｢思わねェな。ロッティが居なくなってうちの隊がどれだけ苦労してると思ってんだ｣
｢だったらロッティが来る前のうちの隊だって苦労してたよい。こいつのお陰で何とかまわってるがな｣
唐突に始まった言い合いにこっそり逃げようとキッチンから出てドアの方に歩けば、必然的にマルコ隊長の近くを通らなくてはならなくて
案の定捕まった。
腕を掴んで引き寄せられ、抱き込むようにして頭を撫でられる。
何してるんですか。口を開こうとした瞬間、サッチ隊長の顔が真顔になった。
｢いい加減にしろマルコ。やっていい事と悪ィ事があんだろ｣
｢よいよい。おめェの旦那は怖いねい｣
｢はい。私の事になると直ぐ怒る素敵な旦那様です｣
ふっと笑った瞬間、視界が暗くなって、でも驚かなかったのは、既に嗅ぎなれた香りのおかげ。
.相思相愛だねい
(不安になる必要なんざねえよい)
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御影(水巫女)(プロフ) - 祥さん» 分かりました！ (2019年10月5日 21時) (
レス) id: 6623687073 (このIDを非表示/違反報告)
たえ(プロフ) - 続編お願いしますm(*_ _)m (2019年10月5日 12時) (レス) id: 893eaf1cf2 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 御影(水巫女)さん» リクエストありがとうございます！できればアンケート作るのでそちらにお願いしたいです！ (2019年10月3日 2時) (レス) id: 195f64474c (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 桜さん» ありがとうございますー！続編のリクエストあればアンケート作るのでよろしくお願いします！ (2019年10月3日 2時) (レス) id: 195f64474c (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 二次元＝オタクの聖地さん» 如何でしょうか……笑 (2019年10月3日 2時) (レス) id: 195f64474c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年6月30日 1時
