有栖川くんの恋愛事情【３話】 ページ5
梓「てか、どのタイミングで惚れたの？
去年の冬ってことしか聞いてないんだけど」
A「あ〜、あれはお前のおかげでもあるんだぞ？」
回想
いつもの様に梓と登校して、高城に声を掛ける。
この時は高城とは友達になりたかった時だ。
A「お、おはよう！高城！」
後ろから言っても聞こえないから、目の前に行き仁王立ちでニカッと笑って話しかけた。
高城「……お前か、毎朝うざい事すんのはやめろ」
俺の横を素通りして、歩き出した。
というか、うざい事とは？仁王立ちがいけないのか……？
A「アズサァ！嫌われた？」
地面に四つん這いに倒れて、うわぁぁぁと叫んでいる。
梓「お前なぁ……なんで毎朝それを聞いてくるんだよ。どんな豆腐メンタルだよ」
呆れながらもハイハイ、大丈夫ですよーと慰めてくる。
A「ありがと……毎朝ごめん」
立ち上がらせてもらいながら、お礼を言った。
梓「お前もバカだよな。うざい事って何か気づかないって、逆に純粋作ってるように見えるぞ？」
A「ん？ 何が？」
変な事が何か気づいてない？俺が？仁王立ちの件じゃないのか……。
あ、挨拶か！……え？俺、挨拶しないでほしいぐらい避けられてんの？
「あ、梓さんとAさん！うっす！」
……えーっと、誰？こんな不良みたいな男、知らないけど。
梓「あ、昨日のクソ不良。てめえら、なんで俺らの名前知ってんの？」
お、お口が悪いですよぉ……？梓は親が警察官だからなのか正義感が人一倍強い。
カツアゲとかしてる不良を締め上げてるらしい。皆に怖がられている。
でも、俺には優しいのになぁ〜。話してみたら、普通に良いやつだし、何がいけないんだ？
有栖川くんの恋愛事情【４話】→←有栖川くんの恋愛事情【２話】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アルル・エリ | 作者ホームページ：
作成日時：2018年4月27日 0時
