ずるい ページ6
ゾルディック家の敷地にいつも通り踏み入る。8年前は門の前まで新聞配達してたというのに、本当に人生は何があるかわからない。
今日もイルミと仕事で、大体そんな日はイルミがジェット機が停めてある開けた場所で待ってる。しかし今日は違った。
そこに辿り着くまでに見えたのは銀髪の少年。
「……あっ！Aだ！！」
「おおお〜〜キルア１週間ぶり！元気してた？」
キルアは今6歳。
キキョウさんのお腹の中にいた時から知ってるキルアはすっかり立派な暗殺者になっていた。こう何度もゾルディック家に通っているため、今ではすっかり仲良し。天使を拝めるご縁に感謝。アーメン(？)
「おう！今心臓抜き取る練習してるんだぜ！Aは今日仕事でウチに来たのか？」
「登場早々にエゲツない事言うなこの少年！！！！
そうだよ！今日もイルミと仕事でね！」
「ゲッ…またイル兄かよ！
イル兄ばっかずるい！！俺もAと仕事行きたい！！」
「Aと仕事したいならもっと強くなるんだね。キル」
「イルミ！いつからそこに！？」
「うおっ…！？噂をすれば！！」
「ちょっとしたコツ。
それよりA、今日は早いね。」
「あ、えっと…やる事なくて暇だったから！」
本当はヒソカが自分の元から居なくなって少し寂しくなったからゾルディック家に来て安心したかった…なんて言えるわけない。
自分でもこんな気持ちの処理の仕方は良くないと解ってるけど、この6年間子育て紛いな事を頑張ってきたんだ。ええじゃないか。
「そ。じゃあ早いけど仕事行こっか」
「イル兄ばっかAと仕事しててずりぃよ！！俺も連れてってくれよ！」
「ダメだよ。父さんは俺とAで行けって言ったんだ」
「キルア…私もキルアを連れて行きたいけど、ごめんね。今度シルバさんに頼んでみるからさ！」
「本当か！？約束な！！！」
パァアッ！！と顔を輝かせるキルアが可愛いそして眩しい。
6年間交友があれば多少のわがままも許されるくらいには関係を築いたと思う。
シルバさんも、キルアに期待してるからこそ私のような…言ってしまえば手練れと仕事させるのもダメとは言わないだろう。
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りんごのうさちゃん職人 - ウルフさん» ウルフさんありがとうございます（；＿；）更新遅くて申し訳ありません…なんとか完結はさせますのでこれからもよろしくお願いします！！！ (2019年6月11日 23時) (
レス) id: fe58f295d8 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ(プロフ) - 楽しくて最初から一気に読んでしまいました！更新待ってます、頑張ってください！ (2019年6月10日 21時) (レス) id: c626cafc5e (このIDを非表示/違反報告)
りんごのうさちゃん職人 - クロさん» ありがとうございます…！！すみません訂正させていただきました(>_<)教えて下さってありがとうございます！！ (2019年6月1日 19時) (レス) id: fe58f295d8 (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - いつも続きを楽しみに待っております！応援してます！！それで、その……ゾルィック家じゃなく、ゾルディック家です……！ (2019年6月1日 17時) (レス) id: dcc16283b8 (このIDを非表示/違反報告)
りんごのうさちゃん職人 - 棒人間さん» いつも励ましの言葉をありがとうございます（ ; ; ）！！最近更新できずに申し訳ないです…これからも待っていて下さると嬉しいです！！！！ (2019年5月20日 22時) (レス) id: fe58f295d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごのうさちゃん職人 | 作成日時：2019年5月20日 16時
