【H×H】賽は投げられた５【イルミ】

御転婆 ページ45

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「…それで？この家を出た後すぐに天空闘技場で200階に行けば訳あって人を殺して訳あって流星街に行って訳あってまたパドキアに戻ってきたと思ったら訳あってゾルディック家の暗殺家業の手伝いをして生活してると？」









「要約上手い流石」









「…はぁ〜〜っ、








………あんたね、お転婆すぎるのもどうかと思うわよ？」









「…思い返せば波乱万丈だったと思ってます。」









ビスケに今まであったほとんどの事を話した。
私が一方的に話すものだから、ビスケの表情は百面相してたけどそれくらい私の今までの生活は元気が良すぎたみたいです。
でも時々笑ってくれたり、喜んでくれたり、あの、…帰省した時にお母さんに話すみたいな時間を過ごせた。
ちなみにウイングは天空闘技場にぶち込まれたらしい。ウチのヒソカもそろそろぶち込まなきゃな…()









「っはぁ…まあ良いわさ。それがAだものね。






で、発は出来たの？」









「あっうん！！出来たよ！！そんな派手な技じゃないし、ただこれは…私にしか見えない発なんだよね…」









「…ん"〜〜………すぅっっごく気になるけど、それはまた今度にするわ。パドキア国内にいるならいつでも会えるものね。





今日は泊まってくの？」









「あっ、いや…実は私、今帰る場所があって…




だから今日は帰るよ。また来るからさ！」









ふ〜ん？と横目で見られた後、親指をくいくいさせたビスケ。ちゃんとそんなんじゃないと弁解しました。
楽しい時間はあっという間って聞くけど本当にそうで。
ビスケは玄関まで見送りに来てくれた。









「ウイングに会えなかったのだけ心残りだけど、久しぶりに会えてよかったよビスケ！


…あ、それとこれ！開けてみて？」







「……！これって、「そ！初めて会った時の条件、覚えてる？結局ビスケはいらないって言ってたけど、これは私からのプレゼントって事で受け取って？」






「…ありがとう。A。すっごく嬉しいわ！



じゃあ、いつでも待ってるから。気をつけて行ってらっしゃい！」






「っ行ってきます！」








時間を忘れて長話してしまったため、外を出るとすっかり陽は落ちていた。
あれ…？私朝に来たはずなんだけどな…？
きっとそれほど私の今までの生活がジェットコースター並みの荒々しさがために長話になってしまったという事で。

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