名前 ページ48
「ふーんはじめての毒訓練ね」
家柄が家柄だからってそんな軽くはじめてのお◯かいみたいに言わないでいただきたい。
「のどが焼け死ぬかと思ったよ」
「俺も初めては不味く感じたよ。3回目くらいで慣れてきたけど」
「……それって何歳くらいの話?」
「3歳かな。俺も小さかったからあんまり覚えてないや」
さっ3歳…
世間に知られれば軽く虐待なのにこの家ときたら!!!非常識極まりない!!!(失礼)
「そっかぁ…すごいなぁイルミくんは。
私なんか今18歳だけど初めて食べて丸一日寝込んじゃったよ!」
へらへらと笑ってみせると、イルミが少しムッ、とした表情になった(気がした)
「それ、やめない?」
「あ、前に言ってた気持ち悪い雰囲気ってやつ?それなら今は「ちがう」ェッ?」
「その“くん”ってやつ。やめてくんない?」
みっ、き、聞き間違いじゃないよね…?
神様…ここがユートピアですね…?
「う、うん…わかった!
…イルミ、ね!」
「うん。その方が良い」
あれ?イルミってこんなにデレデレするキャラだったっけ…?
いや私得だからオールオッケーなんだけどね!!!!!
「ふふふ「何その笑い気持ち悪い」酷い!!
イルミ、こっちおいで。」
ちょいちょい、とまだ体を動かせないので手招きすると素直にイルミはベッドの脇に寄ってきた
そして両肘をベッドにつけて、両手で頬杖をつく。何このビジュアルご馳走様です←
「ね、私はイルミのこと呼び捨てにしたんだからさ!イルミも私のこと名前で呼んでよ」
「その必要性はないと感じるけど、今のままじゃフェアじゃないしね。」
「ふっふふ…素直じゃないなぁイルミは!」
「うるさい、死ぬ?」
「なんでだよ」
不運体質が幸せで良いんだろうか、とは思うけどいつもの癖でついつい手が出てしまう
それに伴ってイルミも表情は相変わらずだが、少し目を細めて気持ち良さそうだ
「イルミは、今幸せ?
私は今幸せだよ。こーんなに可愛い子と仲良くなれて!仕事に一生懸命なイルミが大好きだよ」
「……やっぱり、」
「ん?」
「いや、何でもない。
そろそろ帰るよ」
「…?、うん?
気をつけて帰るんだよー」
ひらひらとベッドから手を振るが、その日のイルミは振り返りもせずに窓から飛び降りて帰った
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はにか※はにかん(プロフ) - 不運というか、いじm((最初から面白いですね!読んでいくの楽しみです! (2019年9月4日 23時) (レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
ほたて - ひなたさん» ひなたさん、この小説を読んでいただきありがとうございます!そう言ってもらえてこれからの励みになります〜〜(><)長ァァァくなるとは思いますが、これからも読んで頂ければ幸いです!!!! (2019年3月2日 11時) (レス) id: 3edca5edc7 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - はじめまして!設定やストーリーがとても好みで面白いです!応援してます!! (2019年3月2日 8時) (レス) id: 0dee45b0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごのうさちゃん職人 | 作成日時:2019年2月20日 15時