帰宅 ページ32
「たーだいまー！」
「おかえりなさーい。……随分ご機嫌ね？」
「っそ、そう？…いつもより早く帰ってきたからかなぁ？」
「…………いつもより１５分遅いけど？」
だっ、だって！！！！ここでイルミの存在を教えたら原作に支障をきたすかもしれないじゃんか！！！！
一応暗黒大陸編でビスケとイルミは対立？の立場にあるわけだし……
とにかくイルミの存在は黙秘するのが吉と見た
「なんか怪しいけどまあいいわ
それはそうと、A！このリンゴ思いっきり握ってみなさい」
そう言って渡されたのはなんの変哲も無いリンゴ。
私はそれを力一杯握った
ミシッ
「……っえ、」
「うーんまだまだねぇ、もう少し厳しくいきましょうか！」
えっこれなんの儀式だったの？
「まってまってビスケ、これなんの儀式？」
「？…ただそのりんごを握りつぶせるかどうかを試しただけだわさ
でも惜しかったわねぇ、中で潰れた音はしたんだけど！」
ビスケは私をゴリラにしようとしているのだろうか？
……でも、このリンゴさえ握りつぶさなきゃデッドオアアライブなこの世界で生きていけないい、強くなきゃ、死ぬ
不運なことにチートでもない私は努力でなんとかするしかないのに、
その努力はしてきたはずなのに…………
そう思うと、途端に悔しさが込み上げてきた
あんなに汗まみれになって頑張った修行も、まだまだ足りないんだと実感した
「………ビスケ、……私、悔しい。
まだまだ努力が足りないんだって気づいた
っだから、もっと私を鍛えて欲しい…っ」
「……うん、いい目だわね。
もちろんいいわよ！これからもっっっと厳しくしてあげる！
そのために、今日からもう一つ課題を出すわ。
これから毎日、あたしがAに向けてこの鉛筆を投げる。だからそれを避けてちょうだいな！
もちろん投げるタイミングはバラバラだし、後ろからだって投げるわよ！」
「……つまり、危険察知能力をつけろってこと？」
「まあそんなところね！」
………………私にできるだろうか、
いや、やるしかない
この世界に来ちゃったんだもの、修行だって今に始まったことじゃない
始めてしまったことはとにかくやるしかない
_______賽は再び投げられた
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はにか※はにかん(プロフ) - 不運というか、いじm((最初から面白いですね！読んでいくの楽しみです！ (2019年9月4日 23時) (
レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
ほたて - ひなたさん» ひなたさん、この小説を読んでいただきありがとうございます！そう言ってもらえてこれからの励みになります〜〜(＞＜)長ァァァくなるとは思いますが、これからも読んで頂ければ幸いです！！！！ (2019年3月2日 11時) (レス) id: 3edca5edc7 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - はじめまして！設定やストーリーがとても好みで面白いです！応援してます！！ (2019年3月2日 8時) (レス) id: 0dee45b0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごのうさちゃん職人 | 作成日時：2019年2月20日 15時
