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「そう?」
「うん。だって最初の頃は北斗も大我くんも,Aちゃんが泣いてるだけで大騒ぎだったじゃない」

母は嬉しそうに頷いた。
確かにそうかも。5ヶ月で成長したのはAだけじゃない。俺たちも成長していたのだ。生まれたばかりの家族が,少しずつ形作られている。

「お腹空いたでしょ。そろそろ夜ご飯にしようか」

お寿司取ってあるの,と母は台所に消えた。タイミングよく,Aが目を覚まして泣き出す。

「A,起きたね。おはよう〜」

大我が抱っこして小さく揺らしながらあやすと,泣き止んで汚れのないその瞳をこちらに向けた。

「あら,Aちゃん起きたのね」

母が寿司を台所から運んできた。近所のお寿司屋さんのものらしい。小さい頃から利用しているから,俺のアレルギーにも配慮してくれている。

机に並べて,いただきます,と手を合わせた。

今日はベビーチェアがないから,Aは俺の膝の上に座らせている。
食べ終えたらミルクをあげないと。

「Aちゃん,口動かしてるけど何か食べたのか?」

Aを見た父が不思議そうに尋ねてきた。
え,とAの顔を見ると,確かにもぐもぐと口を動かしている。

「何も食べてないけど…」

そう呟くと,大我が何か思い当たったようで。

「あ,離乳食始める時期のサインかも。食事の様子を見てること,今まであったよね。それの延長だと思う」
「なるほど」

そういうことか。
離乳食,明日から始めてみようか,と母が微笑んだ。俺と大我はそれに同意した。

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作者名:chapi | 作成日時:2019年11月13日 7時

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