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歩いてお寺まで戻り,車に乗った。
Aは眠たくなったようで少しご機嫌斜めだ。大我がいい子だからね,ねんねしよっか,としきりに話しかけている。

しばらくするとそれが功を奏したのか,Aの寝息が聞こえてきた。

「大我,あのさ」

後部座席に座る大我の顔は見えない。だからこそ話せる気がした。

「謝ってもらったとはいえ…辛かったよね,こんな思いさせてごめん」

フロントガラスを真っ直ぐに見つめながら,声だけを大我に届ける。少し間が空く。FMから細くジャズが流れていた。

「北斗が悪いんじゃないよ。謝らないで。それにさ,俺ああいう風に言われるの別に初めてじゃないし」

無理に明るくしようとしているのを感じた。
パートナーの本心くらい,簡単に分かる。

「大我,俺の前では無理しないで。パートナーでしょ?」

そう言って,俺は大我の心の扉にぶつかっていった。その衝撃は確かに大我を揺り動かしてしまったようだ。

次に聞こえた大我の声には涙が混ざっていた。

「…すごく,すごく悔しかった。勢いで言ってしまったのもあるんだろうけど…同性愛者だから分からないっていう考えが根底にあるんだな…って改めて気づかされて。Aのこと,こんなに大事に思ってるのに,それが理解されないのが,悔しくて悲しくて…。Aの親でいてはいけないって言われたみたいにショックだった」

「…そうだよね。でもさ」

誰になんと言われようとも,Aの親として育ててあげられるのは俺たちしかいない。
親でいてはいけないなんてことは絶対にない。

そんな話をしているうちに,実家に到着していた。車から降りたら,大我を抱きしめようと心に決める。

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chapi(プロフ) - はるかなたさん» いつもご愛読ありがとうございます(^^)とにかく幸せな光景が書きたくて,今回はこんなシーンを書きました(^^) (12月2日 0時) (レス) id: 30fd5c7848 (このIDを非表示/違反報告)
はるかなた(プロフ) - クリスマスツリーの綺麗さが、それを見ている3人の顔が、幸せな空間が想像でき、すごく幸せな気持ちになりました。カッコイイ北斗くんと、綺麗な大我くん。可愛いBABYちゃん。現実で見てみたいです(*^^*) (12月1日 23時) (レス) id: 0fb8535554 (このIDを非表示/違反報告)
chapi(プロフ) - しょりほくさん» コメントありがとうございます(^^)松村家のエピソードが可愛くてたまらなかったので書いてしまいました(^^)これからもよろしくお願い致します♪ (12月1日 12時) (レス) id: 30fd5c7848 (このIDを非表示/違反報告)
しょりほく(プロフ) - コメント失礼します!サンタに扮した父親の話、、、。ほっくんのリアルな話ですね!なんか嬉しいです。これからも更新を楽しみにしています! (12月1日 8時) (レス) id: aa7d117ccc (このIDを非表示/違反報告)
chapi(プロフ) - はるかなたさん» いつもご愛読本当にありがとうございます!そう言って頂けるのが本当に幸せです(^^)これからもよろしくお願い致します♪ (11月25日 23時) (レス) id: 30fd5c7848 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chapi | 作成日時:2019年11月13日 7時

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