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一「A君、昨日のテレビ番組観た？面白かったよね！」
『…昨日、観なかった。ごめん』
一「ううん、いいの！A君にも観たいテレビ番組あるもんね…」
いつの間にか一途さんから名前で呼ばれるようになった
勉強会も平日の朝と放課後に加え、たまに休日も図書館でするようになった
一途さんは表情がころころ変わるから見ていて楽しいし、あまり話さない僕と違ってよく話をしてくれるから退屈もしない
何より、一緒にいるととても安心する
今も一緒に登校しているけど、笑顔を見るだけで心が温かくなる
-ﾄﾞﾝｯ
「あ…わりぃ」
『…いえ』
校門近くになったとき、後ろから走ってきた人が僕の肩に軽くぶつかった
急いでいるのか走りながら振り返って謝り、そのまま遠くにいる人のところまで行ってしまった
後ろ姿からも分かる特徴的なスキンヘッドと黒い肌
遠くで待っていた人は赤髪
あれ、あの人達って…
一「ぁ…A君！早く行こう！」
『う、ん…』
誰だろう
もう少しで出てきそうなのに出てこない
急に急ぎだした一途さんの後ろを歩きながら、さっきの人がぶつかった肩を軽く押さえた
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〜放課後〜
一「うーん…やっぱり難しい。昨日もやったのにな…」
『でも、昨日より自力で進んでる。あと少し』
一「ほんと？ってことは、ここは…」
真剣に問題を解く一途さんを横目に、自分のノートに視線を落とす
-ｺｯ…ｺﾂ…
窓に何かが当たる音がする
音が小さいからか、一途さんは勉強に集中していて気づいていない
そう言えば最近、窓の外も見なくなった気がする
まだ音がする窓に視線を向け下を見れば誰かがいる
銀髪の男子生徒が、小石を投げようとして固まった
僕と目が合うと腕を降ろし、手の中で小石を転がしながらニヤリと笑った
-ｶﾞﾀﾝｯ
一「ひゃっ！？…A君？」
思わず立ち上がってしまった
一度一途さんに視線を向け、また外を見たときには銀髪の人はいなくなっていた
あの笑みを見たとき、一瞬何かが頭を過ぎった
どこかの場所で、銀髪の人が僕の後ろからやってきて背中に寄りかかってくる
そこに赤髪の人が来て、何かを食べながら僕の頭を撫で回した
さらに黒い肌の人が来て、苦笑いしながら銀髪の人を引き剥がした
一「A君！！」
『っ！？一途さん…』
急に大声を出した一途さんと目が合う
…まただ
何かを思い出しそうなのに、一途さんの目を見ると全て忘れてしまう
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アリア - 黒楼さん» 仕事……確かに忙しいですよね。ちょっとずつ頑張っていきましょう (2018年8月5日 22時) (
レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» ちょっと仕事が忙しくなってますね…。でも少しずつ進めてるので、そのうちぅpします！ (2018年8月5日 20時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - もしかして最近忙しい……？ (2018年8月5日 17時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 黒楼さん» あー、有りかも。一途さん物静かだけど実はヤンデレとかwww (2018年8月3日 16時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» 目が死.んでますよ、それwいや、ヤンデレも有りか…？ (2018年8月3日 6時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒楼 | 作成日時：2017年4月11日 13時
