2 ページ3
．
｢司様に、また無礼な態度をとったんじゃないでしょうね｣
．
坊っちゃまが行ったあと、お母さんと2人きりになった私は、いつものごとく説教をうけていた。
．
『だってお母さん！坊っちゃまも私のこと煽ってくるの！』
｢……メイドたるもの、感情は抑えるものです｣
．
必死に言い訳するも、そうスパッと言われれば言い返すことは出来ない。
．
私にとって母は、親であり、メイドとしての師でもある。
私は、幼少期に、母からメイドとしての知識を教えこまれた。
．
小学生になったときから、坊っちゃまにお仕えするようになったんだけど……。
いよいよ、主にお会いすることができる！とワクワクしていた私にとって、坊っちゃまは衝撃的だった。
．
初めて会った時から何だか喧嘩腰で、何この子！って思った記憶がある。
．
それから、メイドとして小学校も中学校も同じ場所に通ったので、…お互いにとっていわゆる幼馴染みのような存在になってしまったのである。
．
｢まあ、あなた達が仲良いことはいいことなのかな…｣
．
結局母はいつものように呆れた顔をしたかと思うと、着替えてきなさい、と私に促した。
．
はーい、と返事して、自室に向かう。
いつもは、坊っちゃまがご飯を食べている間に、メイド服から制服に着替えるのだけど、今日はお母さんのせいで遅れてしまった。
．
坊っちゃまを待たせないように急がないと。
．
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 360人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆずは(プロフ) - ごんすけさん» えーーー！！そんなこと言ってくださるなんて…嬉しすぎます！ありがとうございます（ ; ; ）更新頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします！！！！ (2022年10月13日 23時) (
レス) @page33 id: a915559bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ごんすけ(プロフ) - 尊いです好きですありがとうございます……(早口)本っ当に最高です……毎度毎度 泣きそうなくらいの尊みで息の根が止まります…(愛)作者様も作品も大好きです…泣 (2022年10月13日 13時) (レス) @page33 id: 62f4ed090e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - ルナ（自称天才☆）さん» コメントありがとうございます！若干辛い展開かもしれないですが、最後はハッピーエンドなので楽しみにしておいて下さい〜！更新頑張ります！ (2022年9月8日 13時) (レス) id: a915559bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ（自称天才☆）(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品とても素敵だと思います。この後の展開が待ち遠しいです！ぜひ更新頑張ってください、待ってます！ (2022年9月8日 0時) (レス) @page17 id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
