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｢ん〜〜……｣
｢…おーい、山田ぁいつまでそうしてんだよ｣
久しぶりの男子会。といっても面子はお決まりの俺と大ちゃんだけだけど、
頬杖をつきながらこっちを見下げる大ちゃんはビール片手に柿の種のピーナッツばかり食べている。
撮影終わりに誘ったのは俺の方だけど、一向にテーブルの上に突っ伏したままの俺に｢俺帰っちゃうぞー｣と気の抜けた声がした。
｢……ぉれ、知念に嫌われたのかなぁ〜…｣
｢なぁんで｣
｢…だって、、だって！雄也のとこ行った！｣
バン！と拳で机を叩くと、大ちゃんは そんなこと、とでも言いたげに笑ってビールを煽り、種ばかりになった皿をこっちへ押しやる。
あの時、知念が俺の膝の上にいて、愛おしいと同時にただ単純に嬉しくて、懐かしくて、抱きしめた腕をほどかれた。そしてそのまま雄也の膝の上に座ったんだ。
俺にとっては、全然 そんなこと じゃない。
｢…俺の腕ほどいてさ、手もほどいてさ、膝降りて、わざわざ雄也の方に座ったんだよ…？雄也だよ？｣
｢まぁ知念昔�睫擇縫戰奪織蠅世辰燭靴覆 ��睫擇良┐両紊砲發茲�座ってたし？｣
｢…そう、だけどさぁ…そうじゃなくってさぁ…｣
残された種だけをずっとポリポリ食べながら、やっぱりピーナッツなしじゃ ｢からい｣とこぼす俺に大ちゃんは可笑しそうにクックッと笑うばかりで、｢お前俺の味方じゃねぇのかよ｣と睨むと｢ハムスターみたいな顔すんな！｣と笑ってまたビールを煽った。
｢……なんだよ｣
｢いや、なんか安心したわ｣
｢…はぁ？｣
｢ていうか急すぎんだよ山田は、知念もびっくりしたんだろ。｣
｢びっくりって、何に。俺別に驚かすようなことしてない。｣
｢ついこないだまで自分の一方通行だと思ってた相手が急に優しくなったらそりゃびっくりするだろ？｣
｢……なにそれ誰の話？｣
｢あのなぁ、お前と知念の話に決まってんだろ｣
呆れたようにまた笑った大ちゃんに、負けじと俺もチューハイを煽る。
ピーチ味、ピンクのパッケージをグッと飲み干すと瞼の奥で俺を見上げるちぃの睫毛が揺れた。
俺が知念に優しいのは、別に今に始まった話じゃない。
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ぺす。(プロフ) - うめこさん» ありがとうございます(⑉• •⑉) (2023年3月16日 20時) (
レス) id: 206ade82dd (このIDを非表示/違反報告)
うめこ(プロフ) - ハァ…やっぱ甘々最高です（´-`） (2023年3月14日 12時) (レス) @page44 id: 47eba4f513 (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - 更新待ってます。 (2022年2月18日 23時) (レス) id: 5f35425ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ぺす。(プロフ) - ボボンデスさん» ありがとうございます、そう言っていただけるととても嬉しいです！やっぱり「面白い」と思っていただけるのが書いている側としては1番嬉しいです(^^ 更新頻度は遅いですが、今後もよろしくお願い致します (2020年3月6日 4時) (レス) id: 8fc2c5dabd (このIDを非表示/違反報告)
ボボンデス - めちゃくちゃ面白いです！！私も健気な知念くんが報われてほしいな、と勝手に思っています。結末がどうであったとしても、続きを楽しみにしております。 (2020年3月3日 23時) (レス) id: c7669e2271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺす。
| 作成日時：2017年2月2日 0時
