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距離 ページ48

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「……さ、ね、……み、ん…?」



 もう彼は、私の知ってる保護者(さねみん)じゃなかった。


  ─神崎さんは相手に好意を寄せる事が嫌なのですか
  ─相手に好意を伝える事は、とても大切な事ですよ

 狛治君と恋雪さん(ふたり)の声が脳内でリピートする。
 でも今は言いたくない。薬に頼って告白なんてしたくない。
 両頬を押さえつけられていた私は、いつの間にか彼との顔の距離が僅か数ミリになっていた事に今更ながら気付いた。
 心臓の音が鳴り止まない。心拍数がみるみる増えていく。

 数ミリだった私達の距離は

 ──────0に、達してしまったのだった。





「…悪ィ、暫くタクシー廃業にするわァ」
「…………うん、…分かった」




  0になった距離は一瞬で離れていき、そう乾いた返事をしたと共に彼は私の元から去っていったのだった。






「………何やってんだァ、俺は」






 そんな彼の弱々しい呟きが私の耳に届く事はなかったのだった。







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彼女→←暴走



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うぇすとり?ぁー(プロフ) - 前編読み終わりました!いくまさんのギャグセンス最高でした!へいたくしーが前編の最後のシーンでは言えなくなってしまう甘酸っぱい展開最高でしたっ! (2021年10月13日 22時) (レス) @page50 id: 9275faa17d (このIDを非表示/違反報告)
最高 - これはッ!!!絶対にもッッッッと伸びるべきです(迫真)本当に面白いです可愛いです最高です (2021年3月18日 16時) (レス) id: f0ef8aefa1 (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます。最初、田中くんの漫画を読んでこんなヒロインを書きたいなと思い執筆させて頂きました。お気付きになられたとは笑これからの展開はオリジナルが多いのでお時間あれば続編も是非ご覧になって下さいね! (2021年2月27日 23時) (レス) id: de9f3ec973 (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - yuenさん» コメントありがとうございます。作品を好きと言って下さり嬉しい限りです……!続編もよろしくお願いいたします! (2021年2月27日 23時) (レス) id: de9f3ec973 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 田中くんはいつもけだるげだ!! (2021年2月27日 14時) (レス) id: 72ff3a10a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いくま | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年2月15日 17時

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