片想い少女。 【俺スカ】

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東条「まじでムカつく」




「のぶちゃん?」





東条「なんだよその呼び方」




眉を顰めて私を見る東条。





「呼びたいの?」




東条「んなわけねぇだろ!」






「..いつ帰るの?」




今日は明智や牛久保達が暇じゃないらしく。





帰る方向が一緒の私が誘われたのはいいけど、何故か今は公園にいる。





東条「暇なんだろ」



「いや暇だけども..」





私の言葉の続きを聞かずに東条はブランコから立ち上がって歩いていっちゃう。





東条「ん」




そして帰ってきたかと思ったらお茶をくれた。





「..いやいや、めちゃくちゃここに滞在する気じゃん」




東条「バレたか」



「馬鹿にしてる?」




東条「..鍵忘れたから家に入れねぇんだよ」




「東条ママが家にいるでしょ」




はぁ、と東条は1つため息をつく。





「なに、反抗期?」




東条「そんなんじゃねぇよ。
..今日おばさん休みだろ」





「..心配してくれてるの?東条くんは」



東条「うっせ馬鹿」





「..ありがと東条。
でも今はもう大丈夫だから」





東条「あいつも心配してたぞ」




あいつ、とは結衣のことだろう。





「うん、分かってる」






少し、胸がきゅっとなった。

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