片想い少女。 【俺スカ】

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Kawasaki.side




「ふぐっ..」





気待ちよさそうに里見先生の肩に頭を乗せて眠っていたAがそんな声をもらす。






里見「今何時ですか」




田中「えーと..5時です」





原田「えっ..いいの?」




魚住「良い悪いでいったら..悪いですね」






原田「私達は今日体験したの..モーレツな暇だけなんですけど」





暇、という単語に勢いよくのぶおを見る魚住さん。






里見「暇ぁ!!」





魚住「本でも読みます!?」




里見「読むわけねぇだろ!!」





里見先生の大きな声に目を覚ますA





「..パフェ食べたい..」




眠そうな半目状態で、里見先生が食べてるチョコレートパフェを見てそんなこと言う。






川崎「もうそろそろで終わりだから我慢しなよ?」




「..まーくんパフェ食べたい..」





東条「いや、なんで俺なんだよ」




カメラをいじってた東条が、あっ、という表情をする。





当の本人は口を尖らせたまま今度は里見先生の膝で寝始めた。






川崎「..喧嘩してたのかと思った」




この数日間、2人の間に流れる空気は異様だった。





東条「喧嘩っていうか..ケジメ?」



川崎「なんの笑」




東条「幼馴染離れ」






カメラを見ながらそんなことを言う東条。





川崎「..案外、東条が1番幼馴染離れ出来てないかもね」




ニヤ、と笑うと「なんだよそれ」なんて返される。






カメラ越しに映るのは..私達が守らなきゃいけない大切な幼馴染だろう。







小さくて優しくて..私達のことが大好きな幼馴染だ。





川崎「人肌脱ぎますか」

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