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教室に入ると、なんだか変な空気が流れていた。
「..どうかしたの?」
顔を少し伏せている茜に聞くと、茜が簡潔に教えてくれた。
光岡がカンニングをしたから、私たち2年3組だけもう一度テストを行うことになった。
「..あ、光岡..」
光岡が登校してくると、さっきまでのうるささが嘘のように静かになる。
牛久保「光岡、お前カンニングしたんだって?
なんでカンニングしたの?」
光岡「別に..点とらなきゃって思っただけ..」
牛久保「なんでお前のために俺らまで再テストするわけ?」
牛久保の言葉に続くように、光岡への避難の声がとぶ
明智「まぁまぁ、別にいいじゃん。
再テストもさ、もう決まっちゃったことじゃん?今更ひっくり返せねぇ事言ったってしょうがねぇって」
明智くんの言葉を聞いても尚不満そうな牛久保。
牛久保「いって..」
のぶちゃんが来たので、席に着く時に後ろに座ってる牛久保を叩くとまた不満そうに口をとがらせた。
牛久保「んだよ」
「馬鹿..」
明智「先生、もう1回テストするってことは、僕達の点数が下がるリスクがありますよね?
僕達だけそんなリスク背負うのおかしいですよね?」
原田「そーねぇ..でも、前回よりもいい点をとる可能性も秘めてるわよね!
リスクがあってこそのリターンでしょ?」
明智「いや別に僕はいいんですけど。
再テストが嫌な人だっているじゃないですか。
やっぱり..次は頑張りきれないというか..気持ち的に?
だから先生ゲームしません?
例えば、先生の国語のテストでクラスの平均が前回より良かったら1つだけ言うこときくとか」
原田「いいわよ?」
明智「じゃ、そういうことで..」
また悪いことを考えてそうな笑みを浮かべた。
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奈々 - 続きが楽しみです! (2019年6月26日 22時) (レス) id: 156c93a62a (このIDを非表示/違反報告)
美佳 - 4が抜けてますょ。 (2019年6月1日 23時) (レス) id: 5153e98c85 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - とってもおもしろいです!!次の話が楽しみです! (2019年5月21日 16時) (レス) id: 01167813ca (このIDを非表示/違反報告)
なー(プロフ) - 頑張ってください! (2019年5月20日 9時) (レス) id: 3cdd23f11d (このIDを非表示/違反報告)
ikumina4(プロフ) - まちゃさん» コメントありがとうございます! もどかしい距離感を表せれるように頑張ります!笑 (2019年5月13日 15時) (レス) id: 9fb0864149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽかぽか笑顔 | 作成日時:2019年5月7日 0時