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俺達の前にしゃがみこんだ蘭を前に、

藤ヶ谷が俺を力強く抱きしめる。

蘭を鋭い目つきで睨みつけている藤ヶ谷。

その姿に少しだけ鼓動が揺れる。

蘭はそんな俺達をじーっと見つめてまた笑みを浮かべた。



「なーんだ、お二人そんな関係?」

蘭はククッと笑う。

「蘭さん!警備隊が近くまで来てます!
ずらかりましょう!」

蘭の手下か、男が入口で声をかける。


「今日のとこは帰るか。暴れて悪かったな。」

全く謝罪の気持ちが入っていない言葉に反吐が出る。

俺達を再度見たあと、蘭は立ち上がり店内を出ていく。



「あー、、、そうだ。」

蘭はクルッとこちらを向き直り、俺の頬を撫でた。



「藤ヶ谷に飽きたら"また“戻っておいで。

いつでも抱いてやるよ、"宏光♡“」



!!!




消した過去を平気で蘇らせる魔の言葉。

冷たい蘭の指先はあの頃を思い出す。

皆が言葉を失い俺を見つめるなかで……

抱きしめていた藤ヶ谷の手が震えていたのは
わかっていたのに……

俺は怖くて藤ヶ谷の顔を見ることが出来なかった。





「裕太にも近いうちに会いに行くよ。

たった一人の、"大事な弟“だからね。」



蘭は宮田を横目に見ながら店内から去っていった。

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いっぽちゃん(プロフ) - みこさん» コメントありがとうございます✿ただいま作成中です···!もう少しお待ちください。 (2023年4月4日 7時) (レス) id: 837c8c98f1 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - 続きが気になります。更新待ってます。 (2023年4月3日 21時) (レス) id: 29558d72fa (このIDを非表示/違反報告)
いっぽちゃん(プロフ) - ちびさん» コメントありがとうございます✿創作ものですが辻斬りは実際にあったことらしいので時代物としてあえて入れました。藤北の関係も最後までハラハラさせてしまうと思いますが楽しんで読んでください。よろしくお願いします。 (2023年4月2日 20時) (レス) id: 837c8c98f1 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - めっちゃ楽しいです。通知来ると嬉しくて蘭怖いですがあの時代ならそうですよね、ミツと蘭の関係気になるしFKも、どうなるのか気になりますね⚪︎お話楽しいしドキドキします、続楽しみにしてます⚪︎ (2023年4月2日 18時) (レス) @page50 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2023年2月22日 13時

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