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『……は?』
【牡丹の間】にやってきた藤ヶ谷は淡々とした声で
「今までのことは忘れてくれ」と言った。
『何のこと?』
「好きだってこと。冗談。
本気じゃなかったから夜伽も出来なかったわ。
俺は男色の趣味ないし。」
冗談‥‥?
いや、俺は気づいていた。
だってあの夜、
お前は泣きそうな顔をしていたじゃないか。
そんな表情、
今まで一度たりとも俺には見せたことなかった。
……でも。俺はお前と向き合えない。
昔から、そして今も。
『そっか。安心したよ。』
俺の言葉に顔を上げた藤ヶ谷も微笑んだ。
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その夜、藤ヶ谷は大奥を去った。
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いっぽちゃん(プロフ) - みこさん» コメントありがとうございます✿ただいま作成中です···!もう少しお待ちください。 (2023年4月4日 7時) (レス) id: 837c8c98f1 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - 続きが気になります。更新待ってます。 (2023年4月3日 21時) (レス) id: 29558d72fa (このIDを非表示/違反報告)
いっぽちゃん(プロフ) - ちびさん» コメントありがとうございます✿創作ものですが辻斬りは実際にあったことらしいので時代物としてあえて入れました。藤北の関係も最後までハラハラさせてしまうと思いますが楽しんで読んでください。よろしくお願いします。 (2023年4月2日 20時) (レス) id: 837c8c98f1 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - めっちゃ楽しいです。通知来ると嬉しくて蘭怖いですがあの時代ならそうですよね、ミツと蘭の関係気になるしFKも、どうなるのか気になりますね⚪︎お話楽しいしドキドキします、続楽しみにしてます⚪︎ (2023年4月2日 18時) (レス) @page50 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2023年2月22日 13時