i・ko・i [12/25更新] (ページ32)

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「あ！そうだ！
櫻井くん、潤くんに"男の二宮、女の藤野"って話したでしょ！」

あー・・・とマズそうな顔。
そんな小動物みたいに許して？って顔したって怒ってるからね！？

櫻井『何日か前の朝、カフェで一緒になったんだよ。

で、松本さんが抜けてからうちに来たメンバーのこと、おまえはどう見てる？って。
他にも何人かから聞いてたっぽいけど』

「潤くんらしいな。リサーチの鬼でしょ？潤くん(笑)」

櫻井『いや、オレも似てるから良くわかる。先入観はよくないけど、管理職だから、別の意見もある程度必要だろうし』

だからって言うかなぁ？私、仕事を押し付けまくってる人みたいじゃない！

ちげーわ。そういう、人に愛されるところがあるって意味で話したんだよ。そしたら松本さん、そっか、何となくわかるって笑ってて、藤野のそういうのが既に伝わってんだろうなって思ったけど、あれはそうじゃねーな。

今思えば、絶対に"だろ？オレのAは可愛いんだよ"ってヤツだな(苦笑)。
うん、潤くん、甘いからね(笑)。

おお、もう日付変わるじゃねーかって櫻井くん。
風呂入れねーよな、帰るわって言った櫻井くんに、妹さんに変な気を遣わせちゃっただろうから持って帰ってって、残りのコンビニスイーツを渡した。

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久々の同期会で、例の残りのお金で費用を負担するって二宮くんに申し入れると、二宮くんは"実は待ってたんだよ。タダ飯タダ酒ほど美味いもんは無い！"って(笑)。
もう残ってないからね！と言う。

二人きりになったタイミングで二宮くんが、

二宮『にしても藤野、やっと戻ったな』

だなんて言う。

「何が？」

異動した辺りから笑わなくなったし、やつれてったったし、三宅も岡田も森村も、勿論オレや遠藤だって心配してたんだよ、心配掛けやがって！と二宮くん。

あ、別に櫻井くんのせいじゃないからね？
三宅くんに詰め寄られたって聞いて申し訳なかったんだから。

二宮『え、違うの？翔ちゃんにセクハラされて悩んでたんだと思ってた』

「何でよ(苦笑)。同期にセクハラとかされたら即刻ペア解消でしょ。
そもそも櫻井くんはそんなことしないよ」

二宮『わかんねーよ？翔ちゃん、結構ムッツリだから』

「だからって、もしその対象が私ならとっくに何か起きてるでしょ。
櫻井くんは誠実で信頼出来る人。じゃなきゃペア組んでて充実なんかしてない」