223. ページ25
澪の迷子から数時間。
あれから残っていた検査も終わって後は退院手続きのみとなった。
「郁流、透流。澪と一緒にあっちにあるソファで待っていて。」
そう言って3つ子と別れる。
「「わかった！！」」
そう返事をした2人と頷いた澪は、ソファの方へ向かって歩いていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お会計等全てが終わり、澪達のいソファへと向かえば、そこには何故か少年探偵団の皆が集まってきていた。
「あれ、どうしたの？？」
「かあさん！！！」
駆け寄って来た透流を抱き上げて郁流と澪のいる集団の方へ歩み寄れば、集団の中心には見覚えのある女性が座っていた。
「あ、夜中の...」
その声を聞いて、やはり澪を連れてきてくれた女性だと確信する。
「やっぱり...！！その節はありがとうございました。」
「いいえ、えっと、その子は...？？」
透流を抱えたまま頭を下げた私に、女性は戸惑ったように澪と透流、それから郁流をみる。
「あぁ、この子達、3つ子なんです。この子が透流で、澪の横にいる子が郁流。」
「郁流くんと透流くんは、昨日水族館でお世話になったわ。3つ子だったのね。」
私の言葉に納得したように頷いた女性。...あれ、水族館でお世話になったってことは、透流と郁流が怪しいって言っていたのってこの人？
「Aお姉さん！！！...お姉さんと知り合いなんですか？？」
あれ？と頭の上にクエスチョンマークを浮かべていれば、光彦くんが不思議そうに質問してきた。
「そうなの。夜中に迷子になった澪と一緒にいてくれたみたいで。光彦くん達も知り合いなの？？」
「そうなんです！！昨日、僕達が水族館で会って、記憶が無いって言ってたので探すお手伝いをしていたんです！！今日も、会いたくて来たら記憶が戻る手助けになるかもしれないからまあよかろうって目暮警部が会わせてくれたんです！！！」
じゃあやっぱり、2人が怪しいって言ってたのはこの女性だったんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3659人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
2806 - 227の一番最初の会話文名前変換がされません。 (2020年5月5日 23時) (
レス) id: 9f4a8947a4 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 紫乃さん» もしノット生存だった場合は番外編書きますね！！続編もよろしくお願いします！！！ (2018年9月15日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 紫乃さん» コメントありがとうございます！！篠崎さんはもっと後に出てくる予定の重要人物かもしれません笑キュラソーに関してはネタバレになるのでノーコメントで笑ただ私も一応どちらのルートも考えているので迷ってます... (2018年9月15日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - salomeさん» 了解です！！本編では、ハロは純黒の悪夢後に出てくる予定です！！番外編は書き次第のせます！！リクありがとうございます！！ (2018年9月15日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃 - 本編でキュラソーが原作通り死んでしまうのなら、番外編の方でキュラソーの生存ルートで三つ子や少年探偵団と仲良くしているお話が読みたいです...！勿論いつになっても構いませんので...！続編も応援しています！！ (2018年9月15日 15時) (レス) id: ac941b5bc4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空良
| 作成日時：2018年8月15日 21時
