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零が慌ただしく家を後にしてから2日。
澪はまだ目覚めていない。
今日はコナンくんに呼ばれて、阿笠邸にお邪魔している。なんでも元気の無い透流と郁流を慰めたいと少年探偵団の皆が計画を立ててくれたらしいので、有難く来させて貰ったのだ。
「透流くん、元気だしてくださいよぉ!!」
「そうだぞ!!美味しいもの食べようぜ!!」
「元太くん、食べ物ばっかり!!歩美と一緒に遊ぼう??」
お邪魔してすぐに、元気の無い2人を取り囲んだ少年探偵団の3人は、わいわいと2人に声をかけてくれている。
「いらっしゃい、Aさん。」
「お邪魔します、哀ちゃん、阿笠博士。今日はありがとうございます。」
「なぁに、いいんじゃよ。わしも2人には元気になってもらいたいしのぉ。」
お礼と共に菓子折りを渡せば、笑ってそういった阿笠博士。すんごいいい人だった。
「あー!!!!博士博士!!!これ!!これですよ!!」
「どうしたんじゃ??」
「東都水族館!!リニューアルオープンしたんですよ!!そこに行きましょう??そうすれば透流くんも郁流くんも元気になってくれるはずです!!!」
「歩美も行きたいし、ナイスアイディアだね!!光彦くん!!!」
「俺もいきたいぞ!!!」
テレビで流れ出した水族館の様子を見て、いい案を思い浮かんだ!!と光彦くんが顔を輝かせた。歩美ちゃんも元太くんもその案にノリノリだ。
「子供達だけじゃ危ないだろ??」
「博士が来てくれればいいんですよ!!コナンくん!!!」
「じゃあ博士に許可をとりましょうか?」
「分かりました!!灰原さん!!...ってことで博士!!!いいですよね!!?」
「......わかった。しょうがないのう。」
「やりました!!!それじゃあ透流くん、郁流くん、それでいいですよね!?」
あっという間に話がまとまり、最終チェック、とでも言うように2人の方に顔がむく。
向けられた2人はというと、何やら顔を見合わせて迷っているようだった。
「...でも、とうさんと...」
「...やくそく...」
ぼそぼそと聞こえてくる単語に、2人が迷っている理由を把握した私は、ニコリと笑って2人のそばへよった。
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2806 - 227の一番最初の会話文名前変換がされません。 (2020年5月5日 23時) (レス) id: 9f4a8947a4 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 紫乃さん» もしノット生存だった場合は番外編書きますね!!続編もよろしくお願いします!!! (2018年9月15日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 紫乃さん» コメントありがとうございます!!篠崎さんはもっと後に出てくる予定の重要人物かもしれません笑キュラソーに関してはネタバレになるのでノーコメントで笑ただ私も一応どちらのルートも考えているので迷ってます... (2018年9月15日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - salomeさん» 了解です!!本編では、ハロは純黒の悪夢後に出てくる予定です!!番外編は書き次第のせます!!リクありがとうございます!! (2018年9月15日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃 - 本編でキュラソーが原作通り死んでしまうのなら、番外編の方でキュラソーの生存ルートで三つ子や少年探偵団と仲良くしているお話が読みたいです...!勿論いつになっても構いませんので...!続編も応援しています!! (2018年9月15日 15時) (レス) id: ac941b5bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空良 | 作成日時:2018年8月15日 21時