元SVTだった僕が死んでTXT(仮)になる話 4

僕と鳴り止まないカトク ページ8

ピコン！

ピコン！！

ピコン！！！


「･･･お、おお、、」


日本から帰って来てからというもの、僕のスマホが鳴り止まない。


というのも、ミンギュやスングァンからカトクが来るわ来るわ･･･たまにハンソルから写真も。


そして時々ミョンホから電話が。


ウォヌからはないけど、ミンギュから送られてくる写真にはよく写っている･･･ていうか見切れてる？



「えぇ、、、今日のご飯の写真送られてもなんて返事したら･･･えっ！これミンギュが作ったの？！凄いじゃん！」

「スングァンは･･･お！今度あの番組出るんだ！見ないとね〜」

「ん？これなんの写真だ？ハンソル、送る写真間違えたな･･･」



カトクを見ながらぶつぶつとつぶやき返信をする。


返事をすればすぐに返事が返ってきて、さらに返事を返すと･･･ダメだ、終わらない。


はぁー、･･･ふふっ、


ため息は出るけど、それと同じくらいニヤニヤしてしまう。


だってあの子達と連絡を取れていることが嬉しくないわけないじゃん。


元気そうでよかった。


みんな忙しそうにしてるから体調悪くしてないか心配だったから。


･･･ジョンハンも大丈夫かな？


この前見た音楽番組では少し顔色が悪かったような気がしたし。


スングァン達に聞いてみる？でもなんて聞けば？


今の僕にあの子の様子を知ることはできない。


無理をしてなきゃいいんだけど･･･。


ピコン！


ピコン！！


ピコピコピコピコン！！！



「あわわわわわ、なんだよこの量は？！って･･･あぁ、良かった、ちゃんと笑ってる」



なぜかハンソルが大量に写真を送り付けてきた。


その中に写るジョンハンは穏やかな笑みを浮かべていた。



「ほんとに、みんな大きくなったなぁ」



あぁ、なんだか涙が出そうだ。


あんなに幼かったあの子達が、知らないうちにこんなに大人っぽくなるなんて･･･。


ピコン！


感傷に浸っていると、またカトクが鳴る。



「またミンギュ･･･え？ご飯食べに行こう？！ど、どしよう･･･」



ミンギュに今度食事に行こうと誘われた。


行くべき？それとも断るべき？


でもなんて断るの？


予定があって行けない･･･とか？


ピコン！


なんて1人で焦っていると追加のカトクがきた。



「予定空いてる日教えて･･･か。あぁ、これ断れないやつだ」



食事に行けそうな日を何日か送ると、すぐに返事が返ってきた。

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