SVTSide ジョンハン ページ15
ジョンハン
MG「ヒョン!!明日の夜、予定を空けといてください!」
「なんで?」
MG「ご飯食べに行くから!」
「いいけど・・・2人で?」
MG「違うよ!」
「誰と行くんだよ?ミョンホ?ドギョム?」
MG「ん〜内緒!」
「はぁ?」
MG「このこと誰にも言っちゃダメだからね!」
「なんで?」
MG「ダメだから!!絶対!ぜーーーったいダメだよ!」
「わかった、わかったから離れろよ!」
なんて勢いに負けて約束したのが昨日。
今は、なぜかご機嫌のミンギュとみんなにはバレないようにこそこそと宿舎をでたところだ。
ニヤニヤしながら俺を見てくるのは地味に腹が立つ。
「で?」
MG「ん?」
「ん?じゃなくて!いったい誰と飯を食うんだよ」
MG「まだ内緒!もうすぐわかるから!」
「お前なぁ、、」
MG「ついた!!さぁ早く中に入って!あ、ほら!あの席だよ!!」
背中をグイグイと押されて店の中へと入る。
ったく、こいつは本当に強引なん、、、、、え、、
目線の先にいるのは、あの人にそっくりなあの子。
なんで?
やられた、、、そう思ってミンギュを睨みつける。
「お前、、、」
MG「ヒョン、大丈夫だから」
「大丈夫って、、、なにがだよ、、、」
心臓がバクバクと音を立てる。
上手く息が吸えないような気がした。
ミンギュがサプライズだなんだ言いながら席に座らせようとするけど、体が動かない。
諦めたのかそんな俺を残してミンギュは席へと座ってしまった。
どうしたらいいのかわからず戸惑っていると、彼が椅子引きぽんぽんっと叩く音がした。
座れってこと?
不思議なことにそこでようやく体が動くようなった。
隣へ座ると柔らかな笑みを俺へと向ける。
・・・本当にソランヒョンにそっくりだな。
急に笑いだして、いたずらっ子みたいな笑みを見せるところもそっくり。
なんて驚いていると更に驚く出来事が。
まさかスングァン達が俺たちの後をつけていたなんて。
ミンギュってこういうとこ詰めが甘いんだよな。
広い席に移らないといけない、そう分かっているのに気づいたら俺の手が隣いる彼の洋服を掴んでいた。
それに気づいた彼は優しい笑みを俺に向け、席を移動しても隣にいてくれた。
まるで昔に戻ったみたいな感覚に陥る。
楽しくて、幸せで、ずっと続くと思っていたあの頃に。

1471人がお気に入り

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユリカ(プロフ) - 続きがめちゃくちゃ気になります!更新されるの待ってます!! (11月21日 20時) (レス) @page17 id: 3333c5508e (このIDを非表示/違反報告)
naru(プロフ) - 私本当にこの作品大好きです!!ありがとうございます😭 (7月9日 21時) (レス) @page5 id: c31030dfd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月未 | 作成日時:2024年6月19日 6時