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068:ギャルと真希 ページ18

Aは腕を組む。

「金銭賭けた賭博は違法だぞ?よって、見逃して欲しければ元締めである私に金を渡すように」

「いや、アンタもノるんかいッ!」

ボロボロになろうが、野薔薇の突っ込みが衰える事は無い。
今日も今日とて切れ味抜群である。

「Aさんって、一応教育者よねぇ?」

「何言ってんだ、五条先生の先輩だぞ?」

「…そうだった。この先輩にしてあの後輩ありきって感じね」

やれやれと野薔薇は肩を落とした。

「私は信じてたぜ、A。お前が死ぬわけないって」

「高菜」

「真希…棘…なんていい子なんだ君らは!!!ウチの養子にでも入るか!!??」

真希と棘に飛びつくA。
その姿に、野薔薇は驚いた。

あれ、真希さん嫌がると思った

真希とはまだ短い付き合いだが、あの人は女の子の馴れ合いというか、パーソナルスペースに踏み込まれるのは嫌いなのだと野薔薇は思っていた。
よしよしと撫で回されてる棘はまだしも、真希に関してはかなり予想外だった。

「恵は知ってるが…真希は禪院家の人間でな」

隣にやってきたパンダが話し始め、野薔薇は「禪院家って、御三家の…」と返した。
パンダが頷く。

「真希は本家と仲が悪い。ま、そういう訳で最初の方は界隈での扱い酷かったんだ……んで、そん時助けてくれたのがAって訳」

「だから……」

野薔薇は呟きながら、真希を見た。
Aに飛びつかれながら、頬をすりすりと寄せられている。
普段なら鬱陶しいぐらいの文句は飛びそうだが、今の真希を見る限りは甘んじて受け入れている。
というか____

「よく笑ってる」

野薔薇は表情を緩めた。

「普段はアレだが、あの人のお陰で救われた人間は多い。上の中でも、御三家に悪びれもなく文句言えるのはあの人ぐらいしか居ないんじゃないか?」

「っても、そういう訳だからAは禪院家から滅茶苦茶嫌われてるけどな。加茂家とは家系自体仲悪いんだったっけな」

パンダはポリポリと頬を掻く。

「あと一家ってどこだっけ」

えーっと、と野薔薇が空を見上げていると、伏黒が静かに口を挟んだ。

「……五条家だ」

「……全てを理解したわ」

伏黒と野薔薇は顔を合わせる。
伏黒の顔が『そういう事だ』と無言で訴える。

「あのぱっぱら教師、一族でAさん囲ってんのかよ…外堀だけは埋める速度早いよな」

A本人にはかなり手こずっている癖に。
野薔薇が「アホだな」と呟くと、パンダと伏黒も右に同じと頷いた。

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鼻毛太郎(プロフ) - Reginaさん» コメントありがとうございます!遊びに来て頂き誠に嬉しいです😭🤍作品の楽しみ方も、書いている側としてはとても嬉しく、本当余すことなく楽しんで頂けてとってもらぶ…… 本編、まだまだ続きますが、是非楽しんでいってください!! (2月1日 12時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
Regina(プロフ) - 高専編から読ませていただいて本編に来ました!内容はもちろんのこと、毎度イメソンが天才すぎてイメソン聞きながら読み返したりしてます!エンディング波のゆくさきで考えていらしたのも物語の深さにマッチする曲だと思うのですごく感動しました!!応援してます! (2月1日 11時) (レス) @page50 id: c70aaf3a6d (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - 伝説のパンダさん» コメントありがとうございます!!いえいえ、全然大丈夫ですよ!!4本もシリーズがあるので、流石に間違えることもありますよね...私でさえ「これ3だっけ、4だっけ」ってなるので…0の方も読んでいただきとっても嬉しいです!!まだまだ続くので、今後もお楽しみに! (2021年3月8日 9時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
伝説のパンダ - 申し訳ありません。4のほうにコメントしたつもりが、なんらかの手違いでこちらにコメントを飛ばしてしまったようです。本当に失礼なことを…次はもう少し興奮が引いたときにコメントします…すみません…。 (2021年3月8日 8時) (レス) id: ec9a309dee (このIDを非表示/違反報告)
伝説のパンダ - もんのすごく面白いです!!!夢小説はめったに読まないので、まぁ暇つぶしに…と思って読み始めたのがこちらの作品で、不覚にも大沼にハマってしまいました…本当に好きです!0のほうのお話、パパ黒大好きなのでそちらも凄く好きです!今後も応援してます! (2021年3月8日 8時) (レス) id: ec9a309dee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鼻毛太郎 | 作成日時:2020年12月19日 3時

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