205：軍艦島 ページ7
三次試験を終え、合格者は飛行船に乗せられた。
降り立った先は、難破船が行き着き並ぶ島＿＿＿＿軍艦島。
その先で、合格者達は老夫婦に出会った。
老夫婦は試験官では無いらしく、四次試験までの三日間はここで休息を取るように言った。
その言葉に、合格者の誰もが安堵の息をつく。
Aもその中の一人だ。
普段の姿ならばこの程度どうってことない。
しかし、今は慣れない肉体操作を針を用いて無理矢理している。
気も普段の倍は張っているので、休息を取れるのならばすぐにでも取りたかった。
しかし、事はそう単純ではない。
「泊まるならば、1000万ジェニー必要です」
老夫婦の言葉に誰もが非難の声を浴びせた。
勿論、Aは職業故に銀行口座に大金を抱えている。
1000万ジェニーなんて、若干国民レベルの高い人間1人暗殺する程度で稼げる。
とはいえ、今持ち合わせている訳では無い。
そこで、老夫婦は合格者たちに提示した。
「私達は古美術商も営んでおります。この海底には、古くから難破船が行き着くため海底にはお宝が眠っているやもしれません。1000万ジェニーには行かずとも、金額に応じた部屋をご用意致します」
そういう訳で、合格者達は三日間の生活を確保する為海へ潜る事になったのだ。
困ったなぁ…
この頭じゃ、海に潜るのは無理だ
Aはその辺に落ちていた木片を海に投げ入れた。
「ウサギよぉ、」
隣で鋭い視線を向けていたキルアが、突然ずいっと顔を近づけてきた。
Aは少しだけ驚きつつも、平静を保って「『ウサちゃんね』」とプラカードを掲げる。
「ンなこと今どうでもいいよ。お前、その頭取ったら泳げんじゃねーの？」
「『いやいや、ウサちゃんはウサちゃんなので…中に人なんて居ませんヨ…』」
「どう見ても着ぐるみだろうが！！ったく…どこ見てんのか分かんねー目してんのが余計腹立つぜ…」
じーっとキルアはウサギの目を見る。
あんまり見られると、なんだか中身を透かされそうだ。
そんな心配なんてしなくてもいいのだが、Aは思わず顔を逸らした。
「なになに、なんの話？」
ざぶ、海面から顔を出したゴンは2人に尋ねながら陸へと上がった。
陸と言っても、元は大破した難破船の床板なのだが。
「ウサギの頭の話。こいつ、絶対取ろうとしねーじゃん？俺、絶対可笑しいと思うんだよね」
だから、俺は見せろって言ったんだよ。
キルアが裏拳でウサギ頭を軽く叩く。
Aは、中で冷や汗をダラダラ流していた。
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鼻毛太郎(プロフ) - ポテトさん» し、した…！！！って感じですよね…！絶対無茶苦茶な会話してますよ…おわーーテスト頑張ってください；；テスト明けいっぱい楽しめるよう、沢山お話作っておくので…！いつも応援されている身なので、今回ばかりは私が応援を！頑張って！！ (2021年5月28日 19時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - きゃーーーー(/ω＼)ｷｬｰ〜ついに、ついに、キッッッッッッッッスですか。確かに、早く旅団との絡みもみたい(*´-`)クロロと4人での会話なんて、めちゃくちゃテンション上がりますo(*≧∀≦)ﾉただ、テスト期間なのでこれからコメントするのが、少なくなりそうです(..) (2021年5月28日 16時) (レス) id: 6f62e33b14 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ポテトさん» そうなんですよね…！意外と真面目な戦闘シーンって無くて、今後もちょくちょく出てきます…！たまには2人とも動ける人なんだから、目一杯動いてもらいたくて！ (2021年5月26日 23時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - ヤバイ、かっこいいぃぃぃぃ＼(^-^)／ヒソカとの真面目な戦闘シーンって、今までなかったからすごく興奮しました(*´-`)『その時…』って何があったのぉぉぉ (2021年5月26日 19時) (レス) id: 6f62e33b14 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ポテトさん» 絶対2人に「それは無理がある」って言われるけど、「は？」って言って黙らすんだろうなと書きながら思いましたね笑数話殺伐とした内容が始まりますが、殺人鬼と暗殺者の真骨頂だと思うのでお楽しみに…！！！ (2021年5月24日 22時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2021年4月14日 1時
