162.side降谷 ページ4
目覚めたAの口からでたのは、思いがけない事実だった。
「...零、あの...私が殴られたの、ポアロに来てたあの女子大生だよ??あの子、そんなに危ない子だったの...??」
この言葉を聞いて、Aを一度ポアロに下ろしてから、彼女が通っていると言っていた大学へと足を運ぶ。
警察手帳を見せ彼女がいるかどうか確認をすれば、特別講義を受けていることが分かった。
幸いあと10分経たずに終わるとの事だった為車を大学の正門の目の前につけて、その車に寄りかかりながら待機する。ここにいれば絶対に目に付く。
彼女は俺にバレてると思っていないだろうから自分から寄ってくるだろう。
それにしても彼女達はかなり頭がよかったらしい。憎き沖矢昴と同じ東都大学に通っているようだ。
...沖矢昴、まさか会わないだろうな。
その考えがフラグになったらしい。
「おや?安室さんじゃないですか??どうなさったんです??」
「......沖矢、昴。お前には関係ない。去れ。」
現れた沖矢昴に、言うことはないと口を閉じれば、胡散臭い笑みを浮かべたあいつ。
「...Aさんと3つ子に、何かありました?」
的確に図星を付いてきたやつを思わずにらめば、「...あたり、ですか。それ、詳しく教えて下さい。」そう言って真剣な目を向けてきた。
はぁ、とため息をついて人は増えた方がいいと、仕方なくことの経緯を話せば、何やら考え込んでから「わかりました。それでは私はこれで。」と言って足早に去っていってしまった。
彼は非常に頭が切れるし、何よりコナンくんが人目置いているのだ。何かしら手を貸してくれる可能性がある。
...本当は借りたくないけどAの為だ。
そんなことを考えていれば、いつの間にか周りが騒がしくなっていることに気づく。
どうやら大学生に囲まれていたらしい。困ったような笑みを浮かべれば「...安室さん...??」という声が聞こえた。
その声の先にいたのは、探していた彼女だった。
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命の重さ(プロフ) - 三つ子ちゃん尊いし零さんかっこいいし、なんかもう色々好きすぎてヤバいです (2022年4月14日 2時) (レス) @page43 id: 51fb519b55 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 明里香さん» 遅くなってすみません、「私が勘違いするような」という発言であり誤字では無いつもりなので訂正しませんでしたm(_ _)m (2018年8月22日 10時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 195話に誤字がありました。「勘違いする」ではなく、「勘違いされる」です。 (2018年8月15日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 粟沢も、未来さんも親衛隊にボロっくそにやられます。親衛隊はいい汗かいた...!!と爽やかに取り調べ室から出てくる感じです笑長文、どんとこいなので、次の章でも良ければどうぞ語ってください!! (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 友人の件は後から見ると満更でもないんだろおい!!って感じですよねぇ(白目)ちなみに気がついたらフェードアウトしていた友人には触れないでください笑後日安室さんに謝りに来たって事にしておきましょう、すみません笑 (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空良 | 作成日時:2018年6月19日 21時