彼が消えて早5年。今私は…【降谷零・安室透】

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只今車で移動中のAです。



すごくどうでもいいんだけど、気になったことがあるんだ。






昴さんがスバル運転してるよね、これ？







...ギャグか！！！狙ってるの！？これ。ねえ！！！






...まあ、本人には言えないけれども。






「Aさん？着きましたよ。」





静かに笑いを堪えていると、沖矢さんに声をかけられた。




「すみません、今おります。」






顔を見ると笑っちゃいそうな為、極力顔を見ないように外へ出て子供たちを降ろす。




「すーくんのおうちおっきいねー！！！」





はわわ！！と目を輝かせた澪は沖矢さんを引っ張って家の中へ入ろうと急かす。





「あ、Aさん、荷物は入れっぱなしでいいですよ。帰り送っていくので。」



「何から何まですみません。」






ほんとにありがたいやら申し訳ないやら...









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中へ入るとリビングに通され、澪は相変わらず沖矢さんにベッタリだ。



透流はコナンくんと何やら楽しそうにお話をしていて、私は郁流と一緒に大人しくしておくことにした。



「良ければ夕飯召し上がっていきます？」




「たべるー！！！」




澪！！！返事が早い！！！そこは申し訳ないので...って断るところだよ...





「いいお返事ですね、澪ちゃん。では、作り置きしてあるビーフシチューにしましょう。」






温めるので少々お待ちください。






そう言ってキッチンに消えていった沖矢さんにあ、と思い出したように声をかける。





「お隣！阿笠博士のところですよね！？久しぶりに少し顔をみてきます！！出来ちゃったら先に食べててください！！！」





子供たちは大丈夫だろう。






澪は沖矢さんにベッタリだし、透流にもコナンくんがいる。郁流もさっき買った本を読んでいる為しばらくはほっといて問題ない。






よし、驚かせてこよーっと。

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