彼が消えて早5年。今私は...【番外編】

っていう同期組の話。 ページ48

「そうかそうか！！ありがとな！！...松田！！スコッチってどれ！！？」







「俺が知るか！！！つか昴さん目、あかないんすか？？」





「開きますよ。」





「開けてください！！！」





「いつか、ね？」





「ナタリーさん飲まないんすか！？？」





「萩原ばかか！！妊婦さんに飲酒進めないの！！おばかなの？！？」





そんな子供じみたやり取りを繰り返して、皆で楽しいひとときを過ごした。







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「...ん？？」




「起きたのか。」








ボーッとする頭に、零の声が入ってきた。








いつの間にか眠ってしまっていたらしい。周りを見れば、陣平くん、研二くん、伊達くんにナタリー、ヒロと昴さんが雑魚寝している。








といっても性格が出ていて、中々に自由な寝方だけど。






「片付け、手伝うよ？」




「あぁ、じゃあこれ頼む。」







キッチンで片付けをしてくれていた零の横に並んで、頼まれた仕事を手伝う。








「...楽しかったね 。」






「あぁ。もうこんな事は出来ないと思っていた。」








「これからも、偶にこうやって食事会しようよ。...ううん、勝手に開いてるから。何時でも帰っておいで？」









「...うん。ほんとに、本当にありがとう。」









そういった零の顔を見れば、すごく優しい顔をして微笑んでいる。






そっと近付いて来た顔に目をふせれば、唇が重なり、ちゅ、とリップ音を立てて離れていく。








離れていく気配に伏せていた目を開けば、目が合って2人ではにかんだ。







「...わーお。見てしまった。」







「「っ！？？！？！？」」







「研二くん！？？！？」








すごく小さな声で、どぅえきてるぅーと呟かれバッと皆が雑魚寝している方へ視線を向ければ、バッチリとこちらをガン見している研二くんの姿があった。








「はぁーぎぃーわぁーらぁーー？？」







「あ、やべっ...」







怒った零と研二くんの鬼ごっこが始まり、雑魚寝していた全員が起こされる。まだ寝ていたかったらしい陣平くんも鬼ごっこに混ざり始め、リビングはいきなり、バタバタと騒がしくなった。









楽しそうで何よりだ。うん。





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という感じで警察学校同期組でした！

かなり長くなってしまったが満足！！

3つ子が可愛すぎて→←長い夜が始まりました。

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