499:危機回避力 ページ3
「どうしてですか!!」
「いやいや無理でしょ!何あの二人組の男!!お姉さんは超綺麗だよ、正直サービスしたいと思ったよ。でもあの男二人、黒髪の男はまだしも、ピエロ男無理じゃない!?絶対ヤバいって!!1人ヤバいなら、お姉さんでさえもヤバいじゃん訳ありじゃん!!」
「ぷっ、」
「失礼しちゃうね♢」
「姉さん、笑っちゃ可哀想だよ」
イルミの言葉に、Aはくすくすと笑いながら「ごめんごめん、一般人から見たらそう見えるんだと思って」と付け足すと、そのままAが呟いた。
「『エデン』」
その言葉に呼応し、何処かで時が加速した。
証明するよう、厨房からまた素っ頓狂な声が響く。
「全く、早く湧か____熱ッッ!!!ええ!!?て、てて、店長、お、お湯!お湯、沸いてます!!」
「はぁ!!??いやそんなこと…って、熱ぅッッ!!??ど、どういう事なんだ!?さっき淹れたばかりだろ…!?」
なんでもいいや、沸いたならさっさとお出ししろ!!
いや、アンタが悪いんだからな!?
ドタバタコンビの声を小耳に挟みながら、最初に切り出したのはイルミからだった。
ただでさえ丸い瞳をより一層丸くしながら、「姉さんまさか…」と口走る。
「そう、そのまさかよ」
「一体いつ?」
「昨日」
「昨日?」
あまりにも急な展開に、イルミは眉を訝しげに顰めると「結局誰が盗んでたの?」と最もな箇所を訊ねた。
「失礼します。コーヒーと、」
会話の中、何事も無かったかのような顔をしてウェイターが現れ、注文の品を置いていく。
湯気立つ珈琲を前に、ヒソカはAへ訝しげな目を向け「…君、一体何度の設定にしたの?」と訊ねるも、Aは素知らぬ顔を決めこみわざとらしく「わぁ、いちごパフェ美味しそ〜」と黄色い声をあげる。
「あぁ、盗んでた相手ね。彼よ」
「彼?」
Aの前にミルクティーが置かれる。
「クロロ」
ぴしッ、その時Aが述べた途端ウェイターが持つアイスティーのグラスに亀裂が入り、そのままウェイターの手の中で不自然にもグラスが真っ二つに割れた。
ウェイターは勿論、その不可解な現象に素っ頓狂な声をあげる。
Aは、自身らにかかりそうになった飛沫を凍らせながら「イル、怖い顔してるわよ」と暢気に言ってやった。
へぇ、Aってこのぐらいの小さい水飛沫なら触れなくても凍らせるんだ。
苦手な放出系も、少しはリンフォン戦で鍛えることが出来たのかな
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鼻毛太郎(プロフ) - ドリアンさん» コメントありがとうございます😭🤍出会えたことにとっても感謝です;;話数の問題で、次章へとこれから続きますが、是非これから先も楽しんで頂けるよう励んで参ります!!お付き合い頂ければ有難いです…🤍 (2023年4月15日 20時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ドリアン(プロフ) - 初コメ失礼します!面白すぎて全話読みました!応援してます (2023年4月14日 19時) (レス) id: f43b62c151 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ろーるぱんさん» 送らせて頂きました🙇♀️ (2023年4月8日 17時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるぱん(プロフ) - はい!。あのそちらがボード作ってくれると嬉しいです。そのオリキャラ紹介会話とかしてみたくって。お願いします!。(💦) (2023年4月8日 16時) (レス) id: f00e1d6c6c (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ろーるぱんさん» コメントありがとうございます!!🙌めちゃくちゃ嬉しいですー!🥺ぜひぜひ、私で宜しければボード送ってくだされば反応返します…! (2023年4月8日 16時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鼻毛太郎 | 作成日時:2022年11月11日 16時