009：ギャルと一年生 ページ9
五条の襟首を掴み、引き摺りながら悠仁をまじまじと見るお姉さん。
薄い青色の色付きサングラスをずらせば、覗いたのは緑色の瞳。
思わずその目に見つめられ、悠仁は生唾を飲み込んだ。
「今朝のお姉さんキラー少年！！」
「お姉、え…？」
隣で野薔薇が顔を顰める。
なんだその名前は。
同様に、野薔薇と同じことを思っているのか伏黒も顔を顰めている。
「君なんでこんなとこに…え、待って、君…て事は、呪術師だったの！！？」
大きな目を丸くするお姉さん。
悠仁はなんだか恥ずかしくなってきてしまい、照れ臭そうに頭を掻く。
「そ、そうっすけど…っていうか、お姉さんも…なんで？」
「何よ知り合いなの！？私だけ状況把握出来てない感じ！！？」
悠仁の机に野薔薇が両手をバシンと叩きつける。
それには悠仁も困った様子で、「いや…知り合いっていうか…」と口をもごつかせる。
「助けてA…締まってる、首締まってる…」
大掃除の雑巾が如く、好き放題引き摺られている五条が死にそうな声音で言い、お姉さんの腕に合図を送る。
お姉さんの中では、五条悟という男は早くも手持ちの鞄と同じランクまで落ちていたようで、「あ、忘れてた。ごめんごめん。」と軽く言いながら解放する。
最強呪術師の五条悟でさえ、”この女”の前ではただの男。
力が、ではない。
ペースが、の話だ。
この女のペースに敵う人間は、恐らく五条の知る中ではいないだろう。
解放された途端、立ち上がる190�儖幣紊△觚涵髻�
「酷くない！！？僕のこと忘れるなんてさぁーーー！！」
真横で叫んでみるが、当たり前のようにスルーされ残りの4人で話が進み始めている。
あれ、可笑しいな。女の子にキャーキャー言われてる僕が、ここじゃ空気ですか？？
隠された目で訴えてみるが、構ってもらえる気配なし
もう知らないからね。泣いちゃうからね、僕。
今更構ってくれようとしても遅いんだからね。
「この人は、『可借夜A』さん。呪霊専門の研究者で、その界隈の第一人者だ。普段は海外を拠点に研究されている。」
「恵〜、そんな大袈裟に言ったら私のキャラ崩れるっしょ〜、営業妨害〜」
「本当の事じゃないですか。俺はお世辞抜きでAさんの事尊敬してるんです。」
「…年下のキラキラお目目…私弱いんだよねぇ…」
そんな目で見つめないでおくれよ、恵…とお姉さん＿＿＿もとい、Aは困った顔をしてみせる。
その恵の紹介に、真っ先に声を上げたのは野薔薇。
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鼻毛太郎(プロフ) - 麗華さん» コメントありがとうございます！🙌うん億年前に書いたイラスト、そういえばあったなとコメントで思い出しました笑刺さったようでとても嬉しいです🥺まだまだ長く続くシリーズ、ぜひお楽しみ頂けたら幸いです！ (8月17日 12時) (
レス) @page49 id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - 夢主ちゃんの過去編からみてイラストを見ましたがめちゃどタイプです………これからも応援してます〜！ (8月17日 9時) (レス) @page49 id: bc106b5b68 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます…！凄く有難いお言葉頂けて感激です😭😭長く続くシリーズ作品ではありますが、ぜひ今後もお付き合い頂けると嬉しいです…！！🌸🌸 (2022年1月2日 1時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 話の構成がしっかりしててそれぞれの物語があってこんなに面白くて読みやすくて引き込まれる作品は初めてです…！！素敵な作品をありがとうございます最高です！体調にはどうかお気をつけて！！ (2022年1月2日 0時) (レス) @page49 id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - yuuna1202さん» ありがとうございますーー！！；；今後もギャル先輩と後輩悟くんの二人を是非見届けてあげてください…！ (2020年12月9日 20時) (レス) id: 2a028e4c13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2020年11月18日 23時
