019： 頭が高いわよ ページ20
うふふ、と爽やかな笑みを見せここぞとばかりに彼を罵る。
常人ならば、なんだこの女…と青ざめる程度には顔色を変え、道をすぐに「すみません、頭が高かったです本当に。」と頭を下げながら譲ってくれるはずだ。
しかし、この目の前の優秀で訓練された特殊な変態には、今日も今日とてご褒美に変換されているようで＿＿＿。
「あっ♡Aってば、君もこの時ばかりは神を信じるなんて、やっぱり君もボクに運命を感じているんだね♡Aは今日も元気に過激で、ボクはそういう所に君は最高だなって惚れ直してしまうよ…それに、ボクの事を毎秒考えてくれてるなんて、もうそれは実質結婚と同じじゃあないのかな♡あー、照れることはないよA。すぐに慣れるさ、いやボクが慣らしてあげよう…手取り足取りね♡」
「ははは、あなたの
それではさようなら、私が呼び出した時以外は空気で居て私忙しいの。と最後に吐き捨て、その場から退散しようとする。
生憎私はついさっき暗殺の仕事を終え、早急に帰宅しお風呂に浸かって疲れを取りたいのだ。
こんな”アホ”に構ってられない。
がっしりと肩を抱く手を引き剥がし、去ろうとするのだが…。
「いやいやいや、ちょっとはボクに構ってくれてもいいんじゃないかな？？さては照れ隠しかい？そんな所もカワイイよ♡ほら見てみなよ、君がカワイイからこんなに外野の視線が集まってる♢妬いちゃうとこだけど、仕方ないかな。君はそれほどまでに魅力的だし、ボク達はお似合いだしね！」
コイツ、相変わらず動きが早いな。
私の前にすかさず立ち塞がり、道のど真ん中でベラベラ喋るヒソカ君。
そして、言葉の最後にはこれ見よがしに「ね♡」とウィンク。
お前よく道のど真ん中で生き恥晒せるな。
三年前、彼と出会った時は『悩みを無償で聞いてくれて、酔った所を優しく介抱してくれた素敵なお兄さん』の筈だった。
しかし、何をどう間違って彼は『変態ストーカーナンパ野郎』になってしまったのだろう。
というか、元から彼はそうだったのだろうけど、私の何が彼のツボをこうも刺激してしまったのだろう。
こればかりは未だに謎である。
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鼻毛太郎(プロフ) - りささん» コメントありがとうございます！🙌これから読み始めるという段階でしょうか、長いシリーズですので暫くの暇潰しになって頂ければ幸いです😌ちなみに私は書いておきながら、覚えておりません！笑 そんな作者ですが、是非お付き合い頂けるとありがたいです！ (2月19日 23時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 私のところはかあさんのお腹の中から来るのよって言われました。生々しい、、、 (2月19日 23時) (レス) id: 53f4f6e8f1 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 赤ちゃん、、私は親に聞いたら「ん？掃除機からぽんっ！！ってうまれたよ」って言われました。(うちの親おたまがおかしi(( (2020年12月1日 17時) (レス) id: f5cf3e679c (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ゆゆさん» よくお分かりで…！いつか気づく方が出てくるだろうなと心待ちにしていたのですが、ついに…思わず｢きた…！｣と言ってしまいました。お分かりの通りとても、、、好きです、、、 (2020年10月10日 23時) (レス) id: 2a028e4c13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 主さんさてはジョジョ好きですね？ (2020年10月10日 20時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2020年5月24日 15時
