26：筆頭局長と副長 ページ29
近付けていた顔を離した瞬間、
すっ と、襖が開けられる音がした。
土方・A「…！？」
二人同時に襖に視線を向けると…
鴨「…お前ら、いつからそんな仲に…」
驚き目を見開いているものの、
それよりもニヤニヤが抑えられない、といった表情をした鴨さんが立っていた。
A「ちょっと、鴨さん…！その顔やめて下さい！」
鴨「んだよ、その顔って。」笑
土方「…おい。何故芹沢がここに居る？
…まさか、Aにこの格好をするように命じたのは、お前なのか？」
普段より少し低い声色で鴨さんに問い掛ける土方さんの表情を見て、ふと思う。
A(…やっぱり、あまり仲が良く無いのかな？)
土方さんは、鴨さんが夜遅くに呑んで帰ってくるのを見つける度に、注意をしている。
でもそれはきっと、鴨さんの身体を心配しているからこそであって、
決して人として嫌っているから、ではない。
その時以外は"筆頭局長"と"副長"として、協力し合いながら任務をこなされている。
(仲が良いとは思えないけど。)
鴨「あ？…まあな。バレちまったもんは仕方ねぇから、明日話す。
…A、とりあえずお前は帰れ。」
A「えっ、でも…」
鴨「こっちで俺が狙ってたあいつらの情報が入ったからな。
お前が花魁を装うのも、これで終いだ。ありがとな。」
A(あいつらの情報って、何だろう？)
そう内心首を捻りながらも、鴨さんの言葉に頷いた。
＿＿私が頭の中で思い描いていた"あいつら"では無いとは知らずに。
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まひろ(プロフ) - いえいえ！私もイケメン幕末大好きなので！！この小説にであってよかったと思ってます！ (2018年1月23日 16時) (
レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - まひろさん» まひろ様、コメントありがとうございます(o^^o)そう言っていただけると嬉しいです！ (2018年1月22日 23時) (レス) id: f35332ebbf (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - すごく良い小説ですね！応援してます。 (2018年1月17日 18時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ | 作成日時：2017年9月22日 0時
