17：あの日の事(4) ページ20
静かな夜の屯所に、
藤堂の狂気じみた笑い声が響き…
騒ぎを聞きつけた数名の隊士が、遠くから向かってきていることに気付いた。
藤堂『…変に騒ぎになる前に、行かねぇとな…。』
三人に聞こえない程の声量でぽつりと呟くと、
藤堂『俺は、今日限りで新撰組を抜ける。
変に探ったり、跡つけてきたりしたら…
本気でこいつの命を狙うからな。』
そう言って私の首から刃を離し、
そのまま京の街を駆け抜けていった。
沖田『っ！待て、藤堂！』
近藤『総司！…気持ちは分かるが、今藤堂を追い掛けたら何をしでかすか分からない。
逆に何もしなければ、あいつも何もして来ないはずだ。』
沖田『…っ、分かりました。』
鴨『Aは俺の部屋で休ませておく。それでいいな？』
近藤『あぁ、頼む。』
〜〜〜〜〜
〜〜
〜
土方「…なるほどな。」
A「…あの日から、あの時の藤堂の笑い声が頭から離れなくて…
今朝、篠宮さんの顔を見た時に、藤堂の事を思い出してしまって…」
話しているだけでも当時の記憶が蘇り、
身体の震えを収まらせるために、顔を俯かせてぎゅっと自分の腕を強く握った。
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まひろ(プロフ) - いえいえ！私もイケメン幕末大好きなので！！この小説にであってよかったと思ってます！ (2018年1月23日 16時) (
レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - まひろさん» まひろ様、コメントありがとうございます(o^^o)そう言っていただけると嬉しいです！ (2018年1月22日 23時) (レス) id: f35332ebbf (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - すごく良い小説ですね！応援してます。 (2018年1月17日 18時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ | 作成日時：2017年9月22日 0時
