=41滴= ページ41
「ゆぅや・くん・・・。
どこにもいかないでぇ。
けいの、とこ・・いて?」
「ああ。居るよ。・・・慧?」
しくしく泣いている慧に
俺は、優しく優しく君に名を呼ぶ。
「・・けーい。」
慧はゆっくりと顔を上げる。
涙で濡れた瞳と、視線が重なった。
「慧、好きだ____。」
そう囁いて、
ゆっくりと涙で濡れたピンク色の唇に
そっとキスを置いた。
「んっ。」
柔らかくそっと、何度も・・
涙の雫が零れ落ちる様にキスを落として
「ん。・・ん・・。」
もう一度優しく、「慧__。」と名を呼ぶ。
慧は、ゆっくりと睫毛を揺らして瞳を開け
「・・ゆぅやくん・・キスし・た・・?」
「ああ。
もっとしていいか?・・キス。」
「ぅん。していーよ。・・ゆうやく・ん。」
そっと近付くと、
ゆっくりと閉じた瞳から
ポロポロと涙が零れ落ちた。
甘い涙の、一滴。一滴。が
俺の口から心に沁み込んでいく。
「んっ・・んぅ・・ん」
そっと舌を滑らせて
慧の小さな舌を、愛おしく絡め取った。
「んっ・・ぅふぅ・・んっ・・」
甘い吐息の、一息。一息。が
俺の口から心に沁み込んで拡がっていく。
愛しくて、愛しくて、
強く強く抱き締めて、離さぬ様に。
これからもずっと、ずっと一緒で
おじーさん、おばーさんになっても
離れないでそばに居て・・慧。
並んで歩こう?
俺の背中は絶対に、見せないから。
だから、だから・・
いつまでも、いつまでも、君と・・。
なぁ、慧
だからもう・・泣かないで
可愛い笑顔で笑っていて___________。
=おわり=
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あひる☆(プロフ) - あなちゃんさん» 体育祭、お疲れ様でしたぁぁぁ〜〜!!なに、なに、なんの競技に出たの??足早い?おべんとー美味しかった? (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» あさん、本当にここまで来て下すってコメントも書いて下すって・・ありがとうございます!!あひる☆でした!!長文でごめんなさい。 (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» そうですよねぇ〜。夢小説書けばいいんですよねぇ。でも!!伊野尾さんで書いてしまってます、何なら他のお話しで山田さんも高木さんも原型留めてないんです〜。うふふ。あ!メロメロな設定って分かって下すって嬉しい。 (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» そして、あさん、原型を留めてないのは、仰る通りです。だって、あひる☆思ってる伊野尾さんですので。ハッキリ言って、見た目大好き。だから書いてます。うふふ(´艸`*)もう、あさんも、なんだかんだ言って読んで下すってるので、愛感じてます。ぁぃ(。・ω・。)ノ (2017年10月9日 10時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» あさんっ!4コメントもありがとうございます!!厳しいご意見真摯に受け止めまして、精進していきます!!と、言いながら・・たぶんまた、この様な伊野尾さんを書いてしますと思います。すみません。つづく。 (2017年10月9日 10時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2017年9月27日 11時