=24滴= ページ24
「あ・・さっきねぇ〜、お洋服屋のお姉さんに
素敵な彼氏さんで、お似合いですねって・・
ふふ・・言われちゃったぁ〜。なんだかね
・・照れちゃうねぇ。」
「ああ、そーだな。」
「・・ふふ、キョーダイなのにね・・。
あたし、雄也君のいもーとなのに・・
照れてたら・・おかしいねっ。」
「慧・・?」
「あっっと、さて、さて。
もう帰るまで・・一時間ぐらいだね。
雄也くんっ。」
「ああ、そーか・・
もうそんな時間か____。」
慧のストローを回す、カランっとコロンっと
氷の音が、俺の心に響く。
氷の様に、ヒヤッと心が凍っていく。
____兄妹・・妹_____
なんだか・・突き付けられた気がした・・
お前は、兄貴なんだって。
・・家族か・・・。
・・優しい頼れる兄に・・なる。
慧を女の子として見てはいけない?
妹・・だから。
氷の様に心が凍って・・
その後・・溶けてなくなってしまえばいいのに。
_______
「____くん。ゆーやくんっ。」
「あ・・ワリィ。ボーっとしてた。」
「んーん、疲れた?だいじょーぶ?」
「全然、平気。疲れてねぇーって。
さて、帰ったら涼介の手伝いすんだな。」
「うん、そーぅ。でも、あっという間だったね今日・・
楽しかった〜お買い物っ。
ほんとは〜おいしースィーツも食べたかったけど
・・もぅお腹いっぱいだし。」
「ふふ・・。じゃ、今度はその甘ぇの食いに来れば
いーだろ。な、慧。」
「ん。そーだねっ、お兄ちゃんっ。」
「な、何だよ。急にお兄ちゃんってっ。」
「んふふ・・。なんとなくだよ〜。」
そう言って、慧はクスクスと
伏し目がちに笑った。
______________
俺達は、カフェを出て駅ビル内を歩きながら
「雄也君、お昼ごちそうさまでしたっ。」
「いーえ。」
「えっと、えっと。
今度はあたしが、おいしースィーツ
ごちそうするからねっ。」
「ああ、楽しみにしてる。」
「また、お買い物付き合ってね。お兄ちゃんっ。」
「ああ。分かったよ、我がイモウトよっ。」
「ふふふ。」って慧は伏し目がちに笑って
トイレを指差しながら
「んと、雄也くん・・。
ちょっとお手洗い行って来ていーい?」
「ああ、いーよ。」
「えっと・・荷物ごめんね。
重くない?雄也くん。」
「大丈夫だから、家まで持って帰ってやるし。
ほら、トイレ行って来いよ。」
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あひる☆(プロフ) - あなちゃんさん» 体育祭、お疲れ様でしたぁぁぁ〜〜!!なに、なに、なんの競技に出たの??足早い?おべんとー美味しかった? (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» あさん、本当にここまで来て下すってコメントも書いて下すって・・ありがとうございます!!あひる☆でした!!長文でごめんなさい。 (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» そうですよねぇ〜。夢小説書けばいいんですよねぇ。でも!!伊野尾さんで書いてしまってます、何なら他のお話しで山田さんも高木さんも原型留めてないんです〜。うふふ。あ!メロメロな設定って分かって下すって嬉しい。 (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» そして、あさん、原型を留めてないのは、仰る通りです。だって、あひる☆思ってる伊野尾さんですので。ハッキリ言って、見た目大好き。だから書いてます。うふふ(´艸`*)もう、あさんも、なんだかんだ言って読んで下すってるので、愛感じてます。ぁぃ(。・ω・。)ノ (2017年10月9日 10時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» あさんっ!4コメントもありがとうございます!!厳しいご意見真摯に受け止めまして、精進していきます!!と、言いながら・・たぶんまた、この様な伊野尾さんを書いてしますと思います。すみません。つづく。 (2017年10月9日 10時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2017年9月27日 11時