パン６４個 ページ14
酔っ払い姫野さんの言葉で私の脳は一気に覚醒
思わずデンジくんと姫野さんを交互に見てしまう。
『......？？？』
待って、今ホントにキス、キスって言った？え、え...！そんなラブドラマみたいな...！！
『あ、あき、アキさん聞きました...！？キス、キスって...！』
「んっ...まぁ、姫野先輩だし」
『姫野先輩だし！？』
いいのそれで？？ホントに？？でもなんかそれで納得しちゃうところも無くはないし...
え、もしかして生キッスが見れるかも、ってこと...！？
ヒャーっ...！
(※彼女は女子高生。そういうことも気になるお年頃)
「姫野は酔えばキス魔になるんだ」
「『え！？』」
私とデンジくんの声が被る。そりゃそう、驚いちゃうよ
「ここにいる新人以外みんな姫野にキスされてるよ。
逃げられねぇからな」
その言葉を聞いてデンジくんは姫野さんをガン見する。しちゃうよそりゃ私もしてる
しかし今の発言の「新人以外」と言うところが気になり、思わずお兄ちゃんの方を向いてしまった
『...もしかして、お兄ちゃんも姫野さんと...その、キス...したの...？』
「あぁ？」
ど、どうなんだろ！？したのかな！？！？
でもしてたらしてたでなんかこう...こう、気まずい！！
「...まぁ、されたな」
『！？！？』
「Aさん、先輩は頬にされてました。」
『あ、ほっぺた...』
一連の感情表現でどっと疲れた...。
でもお兄ちゃん頬でもされたのか...わぁ......
少しだけ熱くなった顔を冷ますべく顔を手で扇いでいると、姫野さんがトロンとした目で私を見てくる。
視線に戸惑いながらも姫野さんにどうしたのか問いかけると、姫野さんはニマ〜と怪しげな笑みを浮かべながら話しかけてきた。
「Aちゃん反応可愛いね〜
もしかしてぇ...キスとかまだした事ない？」
姫野さんのその問いかけに何故か周りが静かになったように感じる。心做しかお兄ちゃんの視線が痛い
いや、他の人からの視線も痛い。え、え…これなんて言うのが正解なの？
いや正直に言うと無いよ？？そんな縁無かったし......あ、でもお兄ちゃんやお父さんにはあるよ。もちろんお母さんにも
『え、あ...両親とお兄ちゃん、になら...』
「ん〜、なるほどね〜」
「おい姫野、お前酔すぎ」
「じゃあ今彼氏とかいたりしないの〜？」
その時、何故か公安の宴会席の温度が下がった気がした。
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柏餅 - まじで神すぎます！楽しみにしています!!! (11月25日 11時) (
レス) @page21 id: c21f6abdfc (このIDを非表示/違反報告)
小吉0927(プロフ) - とても面白いです！応援してます！ (5月14日 19時) (レス) id: 22a83ef8de (このIDを非表示/違反報告)
時茶豆 - お話すごく素敵で大好きです！作品楽しみにしてます！！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page10 id: 4cf5162543 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - なにこの小説めっちゃ好き (2023年1月11日 20時) (レス) @page9 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - はあ…好きです……毎日パン作るので結婚してください… (2023年1月5日 18時) (レス) @page8 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
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