人間と怪異と半怪異【弐】

半怪異が80体 ページ33

『おはよう』



　



「おはよーAちゃん！」



　


　






翌日




　


見た目はいつも通りだが...









　


　




　





　


　






　





”何かが可笑しい”







Aは直感的にそう思った



　





　




『...



　


？

あれ？葵の花は...？』



　




教室に入るなり、Aは葵が昨日は見てなかった咲いた花、そしてその他全ての花の鉢植えが消えていることに気付いた。




　








　








　

「あ...！A！」



　





『！

寧々ちゃん！


あ、おはよ！




　



ねえ、寧々ちゃん、ここにあった葵の鉢植え...』



　






Aは寧々に尋ねる



　

寧々は首を横に振る






　







　
「わからないの...！




勿怪ちゃんたちも違う感じだし...それに...！」




　



　




そう言いながら寧々はある場所を指差す






そこは...



　


　







『！？


葵の机は...！？』
　





　




葵の机が”あったと思われる”空間。







　








　






　


　



「朝礼始めるぞー」



　





先生が入ってきた。
寧々とAは先生に駆け寄る









　

「あ、あのッせんせい！


あそこにあったお花...何処行ったか知りませんか？」




　





『昨日まであった...あの、葵が花当番で育ててた...！」









　




二人が一生懸命説明するも、先生は怪訝想な顔をするだけ


　




「花？


　
花当番の花なら...」



　







と先生が指さしたのは葵の代わり？に檸檬が育てているしおしおのみすぼらしい花だった。




　




そして最後に二人に...




　




「それにさっきから二人共『アオイ』って...




　






　




　









　









　









そんな名前の奴、このクラスには居ないだろう？」



　






『えｯ...』









「？」







　


先生は黙り込む二人を疑問に思い首を傾げる





　









　









二人は頭の中が真っ白になった

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