忍者28 ページ30
そんな無邪気なAに土井先生はあることを思い出す。
「...あ、そうだ。
A、明日の事について何だが...」
『あ、はいっ!』
「(可愛い)
う゛ぅん...A、実はさっき学園長が食堂で全員に話したんだ。」
『え...??』
Aは思考が停止する。
「...話したんだ。学園長が、Aのことを。」
土井先生はあえてゆっくり話す。
Aの思考は徐々に戻ってくる。
『...ぇ?
なっ、早くないですか...?』
サァッと顔の血の気が引くA。
恐ろしいほど真っ青になったA。土井先生は必死に言葉をつなげた。
「あ、安心しろ、大丈夫だっ!
好印象だったし、女だって事もみんな受け入れた!!(汗)
それに、伝えたのはAが女の子って事と、明日その子が来るからみんな仲良くするように...
っていう感じだ。」
だがそれでもAの不安は減らずに増える一方。
『ぇッ...ぁ、えっと...
病気の事は...』
「それは明日、まずお前とおんなじ学年の四年生に教える」
『まだ、みんなには…』
「伝えてないが...いつかは伝えるぞ?」
『うぅ...』
Aは少し難しい顔になる。
そう、Aの不安は主にここなのだ。
『ただでさえ、【女】ってだけで迷惑だと思うのに...
病気の事まで言って更に迷惑かけたくないよぉ...。
それに...私の家柄も知ったら...!!』
そう、Aの家柄はなんて言ったってここらじゃ有名で名が知られているお城の一つだ。
Aは土井先生に青い顔を見せながら一言。
『明日が一気に不安です』
あんな真顔は見たことないと土井先生は語る。
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 面白いです!(∩´∀`∩) (2023年2月13日 10時) (レス) @page49 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん症候群 - 続編、ワンダホーイ!!!!(・д・ = ・д・) (2023年1月12日 1時) (レス) @page49 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
にゃび - 続きが早く読みたい (2021年8月8日 5時) (レス) id: 017fff44c1 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - モコナさん» ありがとうございます!ぜひ読ませて頂きます!これからもよろしくお願いします! (2020年2月5日 22時) (レス) id: 2ed1be5e34 (このIDを非表示/違反報告)
モコナ(プロフ) - 桜さん» こんにちは!作品読ませていただきました!とても面白いです!更新頑張って下さい!後今「忍術学園の女の子」を書いてます!是非読んでください! (2020年2月5日 21時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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